mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ルーマニアの秋、シク村からバイア・マーレに

2017年01月08日 | 旅行記
 前回は、ハンガリー民族が暮らすというシク村での昼食とレストランのオーナー宅での民族衣装などについてお伝えしました。
 今日は、シク村から次の宿泊地のバイア・マーレまでに到着するまでのルーマニアの秋景色などからスタートします。

 シク村からバイア・マーレのホテルまでは、2時間40分ぐらいかかりましたので、その間、「何か面白い」ものがないのかバスの中から見ていたのですが、自然が豊かな丘陵地帯に秋が近づいている様子が分かりました。

 <秋色の景色>


 <秋色の沿道>


 こうして、バイア・マーレのホテル、カルパティに到着しました。

 <街に近づく>


 <ホテル、カルパティ>


 ホテルに到着しますと、部屋の鍵をいただいた時に「ロビーと同じ0階にあるレストランで夕食」という話がありました。
 メニューは、
 ・ イエローチーズの前菜、サラダ添え
 ・ ピーマン、ズッキーニの詰め物
 ・ アイスクリーム
 となっていますが、40度の焼酎(チェリー酒?)が小さいグラスに1杯づつサービスがありました。
 女性が多いツアーでしたので、飲まない方の分まで小生がいただいてしまいました。

 <イエローチーズの前菜>


 <ピーマン、ズッキーニの詰め物>


 <アイスクリーム>


 肝心な味ですが、「イエローチーズの前菜、サラダ添え」は、「人参とセロリの酢漬け」という感じの食べ物で「まぁまぁ」の味といったところでそた。
 また、「ピーマン、ズッキーニの詰め物」は、ひき肉とコメを包んだもので「イマイチ(柔らかすぎて何を食しているのか?という印象)」でした。
 「アイスクリーム」は「まぁまぁ」でした。

 さて、バイア・マーレのホテルで目が覚めますと、天気が良いこともあり、昨晩の焼酎の飲みすぎの影響もないようで、体調は悪くありません。
 今日は、旅行12日目の10月27日(土)で、このホテルに2連泊することになっています。

 このホテルは、「3つ星」の評価になっているようですが、先ほどの写真のように縦長の建物で、部屋の中は「こじんまり!」という印象でした。
 ベッドがシングルなのに部屋が狭く、スーツケースを置くのに椅子を移動する必要がありましたが、問題はないようです。
 また、「水の出が悪いのでトイレットペーパーはごみ箱に!」という説明がありましたが、水量は豊富で流しても問題ないようです。
 これに、浴槽やシャワーなどの水回りは、「お湯の量が多く、湯船も深い、これまでで最高!」という感じでした。

 話が変わって、今日の観光の予定は、終日、マラムレッシュ地方の観光となっています。
 午前中は、かみさんが好きになったという木造教会(スルデシュティ)を、昼食をはさんで午後からはサブンツア―の「陽気な墓」を見学する予定です。

 ところで、今までで最も美味しかった朝食でしたが、残念ながら撮影していませんでした。
 その代わりということではありませんが、部屋からバイア・マーレの街並みを撮影できましたので、ご覧ください。

 <バイア・マーレ>


 <同じく>


 ホテル出発は、予定通り8時30分で、スルデシュティの木造教会に向かいました。
 
 ところで、ここで、ホテルがあるバイア・マーレの説明をしておきます。
 バイア・マーレは、マラムレッシュ地方の観光の拠点となるシゲット・マルマルツィエイや、サツマーレへの中継点となる町で、マラムレッシュ県の県庁所在地でもある近代的な都市です。
 かっては、金銀などの鉱山の町として栄えましたが、旅行者は通過してしまうことが多いようです。
 私たちも、この町に2泊しましたが、見学しませんでした。
 また、先ほど申し上げたシゲット・マルマルツィエイや、サツマーレの観光もしませんでした。

 では、なぜ、ここに2泊したのか?という疑問が湧きますが、近代的な都市でホテルが充実してること、見どころの木造教会があるスルデシュティまで約30㎞、陽気な墓のサブンツアまで50㎞という位置にあるから便利だということかもしれません。

 さて、ホテルを出発して約30分でスルデシュティの木造教会の駐車場に到着しました。
 その間の光景と駐車場近くの写真をご覧ください。

 <逆光で見えない!>


 <駐車場付近>


 <教会に向かう>


 最初の写真は、朝もやの中のような感じがしますが、単なる逆光でしたね。
 駐車場付近の写真は、静かで美しい雰囲気が伝わってきます。
 スルデシュティの木造教会へは、写真の小道を歩いていくのですが、美しい自然景観と牧歌的な生活空間が垣間見られて、心がワクワクするほど素晴らしい空間でした。

 その模様は、次回にレポートしたいと思います。
 それでは、これにて失礼します。

ルーマニアのシク村

2017年01月05日 | 旅行記
 前回は、シギショアラからシク村に行く途中に見えた光景についてお伝えしました。 
 本日は、その続きをお伝えします。

 前回お伝えしました、煙突の工場のような光景や黄葉などを見ながらバスに揺られて12時30分ぐらいに2回目のトイレタイムを取りました。
 ガソリンスタンドからシク村までは約50分の距離でしたが、その間のバスから見えた光景をご覧ください。

 <牛が歩いている!>


 <羊が草を食んでいる>


 <レストラン付近の黄葉>

 
 本日の昼食は、専業のレストランではなく、民家が経営するものだという案内がありましたので、ブルガリアのマダラのようなアットホームなものかな?と期待していたのですが、レストランであることにはかわりはないそうです。
 とはいいましても、「がっかり!」することはありません。
 マダラのように建物の外でいただくものではありませんが、メゼーシェーク地方に属するシク村は、ハンガリー人が多く住み、食事以外にハンガリーの伝統的な装飾などを楽しめるからです。

 <民家レストラン>


 <レストランには馬車が!>


 レストランの名前は、ペンション ソビラグとなっていました。そして、花柄の装飾と赤い車輪の馬車が展示してありました。

 <赤ワイン>


 <ハンガリーの伝統的なスープ>


 <牛肉のシチュー>


 <自家製クッキー>


 牛肉のシチューは、ジャガイモが入っていました。味としては、クッキーは美味しかったのですが、全体としては、「まぁまぁ」といったところでしょうか。
 このレストランに到着した時刻が13時30分で、15時過ぎまで食事を楽しんだのですが、食後、レストランに飾ってあったルーマニアの家具などを見学しました。

 <レストランの赤い椅子>


 <玄関わきの部屋にある家具>


 <皿などの装飾品の数々>








 この後は、レストランのオーナーの自宅を見学することになっています。
 レストランからオーナーの家までは、車で10分ぐらいの距離ですが、大勢の日本人が押しかけましたので「びっくり」したのではないでしょうか!
 ところで、シク村にあるハンガリーの民族衣装などは、同じハンガリー民族でもルーマニアのコロタセグ地方(クルージ・ナポカの西方)に住んでいるハンガリー人の民族衣装などとは、まったく異なるそうです。

 シク村の人々は、男性は、つばの狭い麦わら帽子をかぶり、女性は、艶やかな花模様のスカーフとスカートという伝統的な衣装を身に着けているそうです。
 特に、印象的なのは、アコーデオンのようにたっぷりとプリーツをつけた大きな袖の白いシャツで、男女ともこれを着けて日曜に日には教会に向かうそうです。
 ところが、実際には、イースターやクリスマスシーズンにならないと、この衣装を身に着けた人々に出会うのは難しいそうです。
 
 私たちは、幸いにもオーナーの家でこのアコーデオンのような民族衣装を見せていただきました。
 ところで、ルーマニアでハンガリーの民族衣装の話をしているのですからおかしなものですね。


 <オーナーの家近くの光景>


 <オーナーの自宅>


 <大きな袖の白いシャツ>


 上の写真が、この地方のハンガリー人がイースターなどで着用するというシャツですが、衣装や家具などの色づかいが白と赤になっているではないかと感じました。

 <ハンガリーの伝統的な衣装など>








 さて、オーナーの自宅の見学が終わりますと、次の訪問地バイア・マーレに向かいました。自宅を15時50分に出発しましたが、100㎞以上ありそうですから、2時間ぐらいかな?と思ったのですが、バイア・マーレのホテル、ガルバティに到着したのは、18時30分ごろでした。 
 バスの揺られている間の光景に「何かないか?」と思っていたのですが、特に、面白いと感じたものはありませんでした。
 それでも、丘陵と牧草地が鮮やかに色ずくルーマニアの秋景色がみられましたので、大満足です。

 その様子は、ホテルでの夕食を含めて次回にお伝えしたいと思います。
 それでは、これにて失礼いたします。

 

年始のご挨拶

2017年01月01日 | 家事
 新年明けましておめでとうございます。
 今年の年賀状から(下の写真は賀状につけたものではありませんが)…

 <遠方にツミンダサメバ教会を望む>


 新年あけましておめでとうございます。

 二人がにっこり笑っている場所は、ジョージアのグダウリという町から十字架峠を越えて、カズベキ山麓にあるツミンダサメバ教会です。
 後ろには、雪に覆われたカズベキ山が雲の合間から恥ずかしそうに顔を出していました。

 この旅は、「秘境メスティアとコーカサス3国周遊の旅」というツアーで、昨年の7月に15日間に渡ってアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアを訪問するものでした。

 最も楽しみにしていたのが、シュア芯の「ツミンダサメバ教会」と「秘境メスティア」でしたが、その豊かな自然美・山岳美に圧倒されてしまいました。

 また、旅の始まりに訪問したアゼルバイジャンの首都、バクーや、最後のアルメニアのエレワンに滞在しての教会や遺跡巡りも本当に楽しいものでした。

 今年は、どんな国に行こうか、などと旅の楽しみばかりを考えてる暢気な二人ですが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 <ツミンダサメバ教会からカズベキ山を望む>