今日のH様邸は先週と同じ土壁塗りです。
建築現場で取れた田んぼの粘土に石灰と海藻のり・すさを入れて材料を作っています。
何でも出来る関左官の親方はとても心強い左官職人です。
最近は、こういう光景を目にすることはなくなりましたね。
これが「海藻のり」です。
袋を開けると海の香りがします。
何だが昆布の出来損ないのような感じです。
「海藻のり」を2時間以上煮込んだものです。
これをフルイに掛けて、細かい部分を土壁ののりとして使うことになります。
昔はこういう材料しかなかったので、壁塗りの前工程にかなりの時間を掛けていたことが分かりました。
これは「すさ」です。
わらを短く刻んだものです。
壁の割れ止めに適量いれます。
外壁は下塗り・中塗り完了済みです。
土壁を塗るには下地が乾いていると付きが悪いので、最初に水を掛けて塗らします。
いよいよ現地で取れた粘土と天然素材で作った土壁塗りが始まります。
今回の配合は、粘土と石灰が1対1です。
先週、室内で塗った壁は2対1で明るめの仕上がりになりましたが、今回はちょっと土の色が強い壁になりそうです。
土壁塗りが始まりました。
早速斉藤さんが近づいて、壁塗りを激写中です。
この家のメインイベントですからねぇ。
先週室内を塗った土壁は、圧倒的な存在感を示しています。
今日の壁塗りで、建物の外観も一段と引き立つことになると思います。
雨読晴耕村舎の後藤さんが来てくれました。
面白い塗り壁をやるのと、斉藤さんも現場にいるよとお話をしておいたら、さっそく見学に来てくれました。
農林?号の小麦粉がいいんですよ!
何のことかよく分かりません。
H様と後藤さんは、共に「酵母パン」を作っているので、かなりマニアックな会話が飛び交っていました。
これからH様と後藤さんの化学反応が楽しみですね!
後藤さん、わざわざ現場に足を運んで頂き、ありがとう!
又、よって下さい!
土壁塗り、完了しました!
なかなかいい感じに仕上がりました。
斉藤さんもお気に入りのご様子で、ちょっと安心しました。
建築現場はいろんな職人さんの技で出来上がっていきます。
設計者斉藤さんいろんなのお願いに、如何にお応え出来るかが我々施工者の醍醐味で、今日はとても満足感のある一日になりました。
良い職人さんに囲まれて、仕事が出来ることに感謝です!
関さん、ありがとう!
「雨読晴耕村舎」はこちら
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今年も「マイホーム学院 久喜」を9月25日(木)から毎週木曜日の午後、連続で8回開講します。
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ハウスメーカーの家や大工さんがつくった家とも違う、設計事務所らしいアトリエ系工務店を目指しています。
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