こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

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2 コメント

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味わうということ (yuta)
2009-03-02 23:55:37
都筑先生,こんばんわ。
先生から頂いた言葉で荘子の夢の話が浮かび,そこから混じりあう,ということを思いました。そして,この工芸茶のお写真を見て,混じり合い,溶け出す,ということに何かしっかり考えなければならないことがあるのではないかと感じています。部分や要素の統一が,全体を意味するのかどうか・・,部分や要素の総和を超える意味世界を作り出す,文化的楽しみの世界が,人間にはあるんだな~と思います。
「味わう」という意味世界を人間は作り出せる。工芸茶という人工物を創造する側と鑑賞する側の人間が交差したときに生じる思いが「味わう」ということなんだろうなとちょっと思いました。そんなことを思いながらも,私の現実は,例えば検査を子どもにして見ているのは,部分から全体がイメージとして思い描けるのか?全体を部分に分解できるのか?という,部分の総和が全体である世界だなぁ,と思うのです。その限界を意識しつつ,そういうものでしかない世界を見ることで,その子をどれだけイメージしていけるのか・・と。なにか,いつもいつも言ってることとやってることの差が埋まらないジレンマを抱えている,ようです。^^;
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ゲシュタルト (都筑)
2009-03-14 10:56:04
yutaさん、全体は部分の総和以上のものという考えはゲシュタルトですね。小さな部分から全体を捉えるには想像力が必要でしょう。科学としての発達研究には、想像力を最大限に発揮することが求められると思います。
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