こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

窓の影

2005-09-17 23:11:25 | 季節
昨日辺りからグンと冷え込んできた。今日の最高気温は15度。朝起きると、窓にはびっしりと水滴がついている。太陽の光があたると、それが少しずつ消えていく。壁に映った窓の影。何やらゆらゆらと動いているような。


フォンスケ

2005-09-17 00:20:55 | 土地
聖ピーター教会の横の広場(Fochplein)に立っているフォンスケ。左手に本を持ち、右手で頭にビールを注いでいる。学生とビールの街ルーヴァンを象徴する像だ。

勉強だけでもダメ。遊びだけでもダメ。勉強と遊びのバランスをほどよく取りながら生きていく。それが大事だと、フォンスケは教えてくれているようだ。



雲海

2005-09-16 00:02:34 | 自然
ベルギーは、このところ曇り空。ときどきポツポツと雨が降る。地上から見上げると、空一面の雲。日の出は7時18分。日の入りは19時57分。暗く長い冬の訪れを予感させる天気だ。

そう言えば、キプロスへの行き帰り、雲海がとてもきれいに見えた。飛行機の窓から眼下に見下ろす雲は白く輝いて見えた。この夏の忘れられない想い出の一つ。














過去から未来へ

2005-09-15 00:21:35 | 希望
アメリカの心理学者Klaus F. Riegelが書いた"A dialectical interpretation of time and change"の一節。


人間の発達というものは、業績やテストの点のような、その人が残した物によって捉えられるべきものではありません。そうではなく、人間の発達は、その人が経験した過去について注意深く意識することで初めて理解できるのです。なぜならば、過去の経験は、個人のなかに積み重なっていき、その人を未来へと向かわせる力となるからなのです。


The development of the individual, likewise, should no longer be apprehended by the products left behind, such as achievements and test scores but by the critical awareness of past experiences, which remain with the individuals and direct them for their future.(p.96)


過去に成し得た業績ではなく、それをとおして、心のなかに蓄えられた経験こそが人を未来へと向かわせる原動力になる。こうして人々は、過去と現在と未来をつないで生きていく。



ルーヴァンのフラワーカーペット

2005-09-14 00:01:30 | 季節
フラワーカーペットと言えば、ブリュッセルのグランプラスが有名。2年に一度、8月15日前後に開かれる。次回は2006年。見られないのは残念だと思っていたら、9月上旬にルーヴァンのグロート・マルクトでもフラワーカーペットが開かれた。規模は全然違うが、とてもきれいだった。この数年来、始まったそうだ。思いがけず、ルーヴァンでフラワーカーペットを見ることができて、得した気分になった。








ドアの後に潜むもの

2005-09-12 00:10:32 | 歴史
このドアの向こうは洗面所とバス、トイレ。年代物のドアだ。




天井の梁には、1649と刻印されている。




最近になって、このドアの裏側にあるものが潜んでいることに気が付いた。

ここには、クマとライオンと片眼のトラ。




ここには、クマが二匹に、シカが一匹。




ここには、小グマが5匹。





Delhaizeのお寿司

2005-09-11 00:35:00 | 料理
いつも買い物に行くDelhaizeで、お寿司を売っている。見るだけで買ったことはない。にぎりはサーモン、まぐろ、エビの3種類。のり巻きには、大と小がある。1ユーロが135円で計算すると、一番安いものでも540円。それでもいつも置いてあるところをみると、固定客がいるようだ。

Komaki 4ユーロ
のり巻き 大2個 小2個

Tokubai 4ユーロ
にぎり2個 のり巻き 小2個

Ichizen 7ユーロ
にぎり3個 のり巻き 小4個

Yamato 9ユーロ
にぎり3個 だし玉子1個 のり巻き 大3個

Ichiban 12ユーロ
にぎり5個 のり巻き6個





Del Reyのチョコレート

2005-09-10 01:35:30 | 文化
ダイアモンドで有名なアントワープにあるチョコレート店、Del Rey。実に洒落たデザインのチョコレートだ。味は最高。




アントワープは、「手を投げる」という意味。人々の手を切っては苦しめていた巨人の手を切り落として投げたという伝説にもとづいている。アントワープのグロート・マルクトには、手を投げている銅像が建っている。

Del Reyのチョコレートには、「手を投げる」デザインのもある。

Veemarkt

2005-09-10 00:56:45 | 季節
9月の第一月曜日は、毎年恒例のVeemarkt。家畜市だ。オーマといっしょに出かけて見てきた。

普通の道路に、馬や牛が並べられている。どれも売り物。商談もおこなわれている。写真ではよくわからないが、売り手は杖を付いている。







ロバまでいる。12月5日の晩に、聖ニコラスはお供のズワルト・ピーターを連れて、ロバに乗ってやって来る。ベルギーではとても重要な動物だ。




広場では、品評会も開かれていた。入場料3ユーロ。

馬は、たてがみをきれいに編んで飾ってあった。




牛はと言えば、きれいにお尻の周りの毛を剃ってあった。持ち主は、一生懸命にお尻の周りをブラッシングしていた。なんともユーモラス。








ついに買ってしまった

2005-09-09 00:38:53 | 料理
ムール貝を料理する専用ナベ。ついに買ってしまった。2.99ユーロ。さっそく試してみた。最初はなんだこれ? と思っていたが、だんだんと中の温度が上がるにつれて、蒸気がグワーッと上がってきた。さすが専用ナベ。よくできている。食べている間も、冷めにくい。普通のナベで食べるよりも見た目もグーンとよい。味もよいみたいに感じる。あと2回ぐらい食べようかな。


Kermis

2005-09-08 11:55:21 | 季節
9月2日から21日まで、Leuven Kermis。年に一度のお祭りだ。図書館前のLadeuzepleinやOude Marktには、移動遊園地がやって来た。


大人用のグルグルと回転する乗り物。




子供用の小さな観覧車。




射的。




メリーゴーランド。よく見ると、大人も乗って楽しんでいる。




本物の馬もいる。




食べ物屋も出ているし、周りにはカフェもあり、夜遅くまで人通りが絶えない。子どもはもちろん、大人にとっても楽しいKermis。これが終わると、本格的な秋になる。

ルーヴァンで日本のラーメン発見

2005-09-07 03:13:08 | 料理
ルーヴァン市内のTiensestraatにあるThai House Restrantの後ろにある同系列のスーパーマーケットで日本のラーメンが売られているのを見つけた。ゴマ油の味が懐かしかったが、いつも食べているタイ製のスパイシーなチキンラーメンの味に慣れてしまったせいか、どうも一味物足りないような感じがした。値段は0.65ユーロ。そのスーパーには、味付けした油揚げ、岩手のウドンという銘柄の乾麺、日本製のそうめんも売っていた。




偶然というのは重なるもの。この間の日曜日、私のオランダ語の先生フローレントと一緒に歩いていったBertemでラーメン屋を見つけた。道路際に立っている看板の一番上に、Ramenと書いてある。ずいぶんとモダンな建物だ。だが日曜日なので休み。ここまで来るのに1時間は歩いただろう。残念ながらベルギーのラーメンを味わうのは諦めるしかないか。







































1時間歩いて辿り着いたのは本当。でもラーメン屋というのはウソ。Ramenは見積もりという意味。この店は、ドア、サッシ、ベランダなどを売っている店。フローレントの話によれば、この町出身で、プラスチック製の窓を売り出して、かなり儲けた兄弟の会社らしい。今は、別の所に住んでいるという。