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北弥陀ヶ原へ行った

山では自由でいたいと思う
自由を求めて山へ行く
歩きたいだけ歩き
登りたいところを登り
眠りたいとき眠る
でも山にはルールがある
登ってはいけないところがあり
やってはいけないことがある
山岳会等にも所属せず
ひとり気ままな山行を重ねてきたものだから
そのへんのところが疎かった

今回も掟を逸脱してるような


7月21日(木)の白山・北弥陀ヶ原はニッコウキスゲが咲き乱れていたらしい
「今週末が見納めかな」のことばに背中を押されて俄然行く気になった
北弥陀ヶ原方面は行ったことがなかった

7月23日(土)夕方、仕事を済ませて家を出る
白鳥町のいつもの大和屋で夕食
20時過ぎ、岐阜県側の登山口大白川に到着
20時40分、出発
大倉山避難小屋で泊まるか
室堂まで行ってしまうか
どーしよーかなーと考えながら歩を進めていく

22時54分、大倉山避難小屋
中には眠ってる人が3人くらい
起こさないようにヘッドランプを消してベンチに腰を下ろす
おばさんが目を覚ましてしまった
(声から年上の女性だと想像する)
「4時にわたしたちといっしょに出発しましょうよ」
こちらの身を案じて優しく声をかけてくれる
闇の中、顔の見えない女性との会話はつづき
小屋を出たのが23時18分
月明かりに照らされたこちらの姿に
「えっ、半袖だったの!」とおばさん
「半袖で平気なら大丈夫ねー」

7月24日(日)1時5分、室堂センター前に到着
広場のベンチで寝ようと思ってたが夜露でしっとり濡れている
センターの軒下で眠ることにする
レインウェアを着込んでシュラフシーツ+シュラフカバーにもぐりこむ
汗でシャツが濡れてるものだから寒い、風も少しある
さ〜む〜い
深夜だけども人の出入りがちょこちょこと絶えない
う〜さ〜む〜い
それでも少しは眠れたのだろうか
3時頃から広場に人が集まりはじめた
濡れたシャツもすっかり乾いた
さあこれなら安眠できそうだなー、でも起きなきゃ
温度計は9℃
ポテチをかじって水を飲む
暖かいものが飲みたいわ
けど今回ガスは持ってこなかったのだ

3時23分、翠ヶ池に向けて出発



太鼓の音を背中に聴きながら千蛇ヶ池へ出る
こちらに向かう者は誰もいない



4時21分、翠ヶ池を見下ろすところに到着
日の出を待つ



4時54分、地平線上の雲がご来光の邪魔をする



御前峰では「万歳ーっ」の声



よっしゃ行こうか



血ノ池、ここもけっこうお気に入り



血ノ池、西から



大汝峰の下をすぎる
これより先は未踏の地



うっすら月が



前に見た秩父平みたいな感じだ



6時25分、お花松原



朝露を纏ってクロユリが咲いている



クルマユリも



7時41分、北弥陀ヶ原に到着



噂どおり?ニッコウキスゲ

8時2分、引き返す
標高差400mほどを登り返さなければならない



 

10時23分、もうちょっとで大汝峰の下
寝不足のせいかしんどーい
夜中の寒さはなんだったのか、暑ーい



チングルマ



11時12分、室堂に着いた
室堂センターは人が溢れている
外で壁にもたれかけて休憩、パンをかじる



少し昼寝でもすればよかったんだけども
あすの仕事の準備が気になって
11時57分には出発



帰ったら洗濯して、靴の泥を落として
明日の準備して・・・



なーんか自由じゃないわな

疲れと眠気で足はすすまず
大白川駐車場に着いたのは14時50分

結局クルマで1時間ほど爆睡だ



ニッコウキスゲは盛りを過ぎてしまっていたが
大汝峰から北弥陀ヶ原
白山の奥深さを感じられる素敵な道だ
人が少ないのもいい





GPSは歩いた距離を26.15kmとカウントしていた
考えていたより5kmほど遠かった、疲れるはずだ

今回の実験、シュラフシーツで眠れるか?
結果は否
ツェルトを被ればよく眠れたかも
ダウンジャケットがあれば眠れたのではとのご意見あり
コンパクトになるダウンジャケット持ってないし・・


 


 

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