Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

鎌倉へ

2020年05月19日 05時24分58秒 | 旅行記
          ひと月もすると紫陽花の候となる。
       しとしとと降る梅雨時に華やぎをもたらしてくれる
        この花は全国いたるところで人々を和ませる。
     鎌倉へ行ったのはいつだったか。PCの中をぐるぐると検索してみた。
        あった。もう7年も前の6月のことだったのか。
           その時の紀行文が残っていた。

            
初めての鎌倉は紫陽花に時折、小雨がパラパラと降りかかる、そんな空模様だった。
ああ、やはり梅雨時を盛りとする紫陽花には雨がよく似合う。
無論、何事にも加減というものがあり、
雨であっても篠突く雨が紫陽花を叩いたのでは風情を失くす。
紫陽花には雨露が花弁に丸く転がるような、そんな小糠雨が程良いのだろう。

    鎌倉には、それぞれに由緒ある神社仏閣が多くある。
    その厳かさの中に、紫陽花が品を漂わせて咲き、しっとりとマッチする。
    それに多くの人が魅かれ、やって来るのである。
    この日の紫陽花は、鎌倉のあちこちでひと際映えていた。

            
                        明月院にて

北鎌倉駅から円覚寺へ、さらに「あじさい寺」と呼ばれる明月院へと巡る。
ここは日本古来の姫アジサイが主で青一色。
院内の重々しい静けさ、それにひっそりと彩りを添える
〝明月院ブルー〟は、さすがの眺めだ。

    建長寺、さらに鶴岡八幡宮へと巡る。鶴岡八幡宮もやはりの人混み。
    さらに鎌倉駅までのメインストリート『小町通り』もまた
    溢れんばかりの人、人である。
    それを縫うようにして江ノ島電鉄で長谷寺へと向かった。
    明月院の紫陽花が青一色だったのに対し、こちらは色とりどり、
    さまざまな種類の紫陽花が見事だ。明月院に引けを取らない。
    見晴らせば、遠く相模湾がたゆたっている。
    源実朝は紫陽花も、この海も、そして人の波さえも、
    きっと美しく詠んでくれよう。


長谷寺にて

           さて、今年はどうであろうか。
   シーズンピークの6月中旬~下旬までにコロナ禍は収束しているか。
           やはり、気にかかる。
                         

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (chiyo6213)
2020-05-19 12:19:01
雨の鎌倉☔️良いでーすねー〜
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Unknown (コロ健)
2020-05-20 08:10:30
穏やかな時が来たらまたお越し下さい。
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