Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

大自然を走る

2020年11月07日 06時00分00秒 | 旅行記
               久住 久住 久住

    追いもせず、追われもせず、前後に1台の車もいない。
    たまに後ろに迫る者が来れば、左に寄り先にやる。
    天気も気持ちも晴れ晴れと、久住の山道を走る。
    草原をかすめる風に、滝が弾き飛ばす細かな水しぶきに体細胞を洗い、
    そして身が冷えれば温泉が温めてくれる。
    11月3~5日の2泊3日、Go Toトラベルを利用した久住の旅へ──。

大分自動車道・九重ICから紅葉の名所、「十三曲がり」の九酔渓を目指す。
くねくねとカーブが2㌔ほど続き、途中茶屋の駐車場に入る。
ちょうど見頃とあって、たくさんの人たちがカメラ、スマホを手に絶景に見入っている。
              
              茶屋のすぐ側に「天狗の滝」があり、天狗が
              履いた?赤い大きな下駄が飾ってある。

    九酔渓をさらに上っていくと、日本一の吊橋・九重〝夢〟大吊橋だ。
    なんとしたことか。確かにシャッターを押したはずなのに写っていない。
    やむを得ない。ネットから借用する。
               

やまなみハイウェーの要所の一つ、長者原へ。

タデ原湿原越しに三俣山を望む。

広がる湿原のすすきをなびかせながら、やや冷たい風が走る。

久住の日没は、この時期だとだいたい17時20数分。2頭の牛のシルエットが消えていく。

旅の2日目が明ける。

日の出は6時30数分だ。朝日にすすきが輝く。
車には薄く氷が張りつき、車載の温度計は1度だった。

明るさは増し、右手に目をやれば阿蘇五岳がくっきり。空気が澄んでいる。

    この日は同じ大分県竹田市ながら、宿泊施設から車で1時間少々、
    荻町陽目(ひなため)へ。やはり紅葉の名所である陽目渓谷が目指す所だ。

ただ残念、紅葉は見頃にやや早かった。
でも、さすが「大分県百景」の一つ、流れる水の美しさは言うまでもない。

ここにはもう一つ見所がある。駐車場から遊歩道を500㍍ほど上っていくと、
「白水(しらみず)の滝」に行き着く。38㍍の高さから豪快に落下する滝の水が、
小さな小さな飛沫となって周囲を包んでいる。
途中にも「母滝」など小さな滝がいくつもあり、豊の国名水15選の一つだ。    

さて、帰路はどこを巡っていくか。
くじゅう花公園前の交差点を左折し、くじゅう連山を前に見て広域農道の方へ。

ガンジー牧場にちょっと寄り、そのまま道なりに走ると、
くじゅう連山を背景にして草原が広がっている。そこに愛車を止めパチリ。

放牧されている馬たちのかわいいこと。
   
          この道路は男池に続いていた。ここに来たのは5年ぶりになるか。

          
    今年7月の豪雨で痛めつけられたようで、随分荒れているように見える。
    ただ、岩をむんずと掴んだ木は健在、再会を果たすことができた。
  
     往路と同じように、九酔渓を経て九重ICから一路帰路へ。
     442㌔、大自然のオゾンをたっぷり浴びた癒しの旅だった。


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2 コメント

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Unknown (けいこたん)
2020-11-07 07:14:22
久住の大自然を満喫されて、良かったですね。
夕暮れ、早朝の景色が素晴らしいです。
凄い!素敵!
見ていて、こちらも深呼吸しました。
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Unknown (Toshiが行く)
2020-11-07 08:42:25
けいこたん おはようございます。またコメントありがとうございました。久しぶりの久住でしたが、そのすごさに改めて感じ入りました。山に登られるけいこたんの気持ちが少し分かるような気がします。
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