Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

川面の表情

2022年08月27日 14時26分05秒 | エッセイ


17日間も入院すると、さすがに体力が落ちる。
何せ80歳という年齢だ。あの4月は惨憺たる状態で退院した。
何とか体力を戻そうとウオーキングを再開したが、
30分も歩くと「ふうっ」と息が上がった。
随分と情けない思いをしたものだ。

それが今は、50分、60分息切れすることもなく歩けるようになった。
ほぼ毎早朝、「幸せホルモン」のセロトニンを浴びた成果だろう。
50分歩けば6000歩、3.5㌔ほどなのだが、
歩数、距離はあまり気にしない。
どのくらい長い時間息を切らさずに歩けるか、
ということを思っている。
その時間が伸びれば伸びるほど自信が蘇ってくるのだ。
無理はいけないが、もう少し長く歩けるようになりたい。

コースはいつもの川沿いだ。
雨天でない限り毎朝ほぼ6時に家を出る。
脚の長さの違いなのか、妻が常に先を行く。
多少悔しくはあるが、無理に追わない。
川面の変化を楽しみながら歩く。
風の強弱によって川面に映るビルの姿が変わる。


少し強い風にあおられると、ビルの姿は
へにょへにょになり、その姿をとどめない。




風が弱いと川面のさざ波によってビルの姿はかすんでしまう。


水草の中に映り込むビルの姿はなぜかくっきりとしている。


やがて陽が昇り、川面に照り返してくる。




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