Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

天賦の才

2020年04月09日 06時12分41秒 | エッセイ
オペラ歌手の田中彩子さん。よくも、あんな高い声が出るものだ。
YOU  TUBEで『夜の女王のアリア~歌劇《魔笛》より』を聞き、
とても人間業とは思えぬ高音に驚かされた。
5線譜をもう1枚継ぎ足さないといけない超高音、
それもコロコロと転がすように出すハイ・コロラトゥーラというのだそうで、
「100年に1人の声の持ち主」と言われる、まさに超人である。
                   
   よく『天賦の才』=天が授けた才能という。 
   世の中には、とんでもない才能を持っている人がたくさんいる。
   「どうして、そのような才能をお持ちなのですか」
   我ら凡人はそう問うしかない。
  
   さしずめノーベル賞受賞者は、医学・生理学、物理学、化学、
   それに文学、平和、経済学それぞれの分野における『天賦の才』を
   持った人たちに違いない。
   この中に25人もの日本人がおり、毎年のように誇らしい思いをしてきた。
           
今、世界は新型コロナウィルスに怯えている。
感染者は増加を続け、いつ収束するのか、なかなか先が見えてこない。
不安にひどく苛立ち、焦燥感が募ってくる。
ただ、日本には『天賦の才』を持った人たちがたくさんいる。
ノーベル賞受賞者25人のうち利根川進、山中伸弥、大村智、
大隅良典、本庶佑の5氏は医学・生理学賞である。
おそらく、これら各氏に続く『天賦の才』の人が日本にいるはずで、
その人たちがコロナウィルスを克服する手立てを
見つけ出してくれる、そんな期待を抱かせる。

   私たち日本人は、食うや食わずの戦後の
   困難を乗り越え、見事に復興を果たした。
   これも凡人であっても持つ『天賦の才』であろう。
   焦らず、辛抱強く待とう。出来るはずだ。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんとに、 (narkejp)
2020-04-09 06:36:25
お医者さんと研究者に象徴される人たちの努力に、頭が下がりますね。もっと大事にしてあげればいいのに、近ごろは必要なお金を減らすことばかりしているみたいで、なんだかなあと思ってしまいます。
返信する

コメントを投稿