多くは望まない。20年ほどでいい。
出来るものなら、この体をRebirthしてほしい。
60歳前後は、どこも悪いところはなく、
健康そのものだった。
それが70歳を過ぎたあたりから崩れ出し、
あちこち傷んできた。
今は何の心配もしないで済む日はまずない。
年を取れば体は衰え、あちこち傷んでくるのは
当然のこととはいえ、Rebirthさせてくれるものなら
してみたいと思う。
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そんなくだらないことを考えていたら、
目の前のテレビが医療的ケア児の話をしていた。
医学の進歩などによりNICV(新生児集中治療室)等に
長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、
家族、あるいは医療従事者の支援を受けながら、
日常的に医療ケアを必要としている子どもたち。
全国に2万人ほどいるそうだ。
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途端に「20年ほどRebirthしたい」と思う、
自分が哀れに思えてきた。
医療的ケア児こそ、Rebirthさせてあげたい。
声も出せず、態度で示すこともできず、
毎日、毎日命をつないでいるこの子たち。
Rebirthなんて、もう言うまい。
この子たちのようにその日、その日に向き合って生きていこう。
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