The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

自宅にあった2003年ボジョレー・プリムール

2009-11-23 14:33:10 | ワイン
あの『忘B』行脚の後にドコへ行ったのか?といいますと
ヌーヴォー続きでヌッフにお邪魔をいたしました。

その日は新興ドメーヌの『コンダミン』と毎年コレを飲まなきゃ始まらない
『ドメーヌ・シャサーニュ』のヌーヴォーをいただきました。

ソウソウもう一つ忘れちゃいけない事は、イトウゾ神父は
9Lの底の底!コサール最後の一杯をK子先生用にと残してくれたんですね・・・

もちろんそれをワタクシもご相伴に預かったのですが
ナンともいえない味わいでした。

それは葡萄と言う物は自然からの賜物であって
大地から全てを貰いそこから命を授かっているのですよ・・・

と神様からの啓示でも受けたかのような・・・

そしてあたかも世俗の汚れにまみれたこのワタクシでさえ
この飲み物で全てが清められたかようなそんな感覚?
と言ったら良いのでしょうか・・・

そのようなピュアーで無垢の葡萄の果実の生一本でありました。

そんな中昨晩は家でゴロゴロ・・・
500mlのビールを飲んでサラダに焼き鳥に鍋焼きの組み合わせでしたが
最後に何かを飲もうと言うことで取り出しましたのは

2003 ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール メゾン・ルロワ

だったんですね・・・
コレがナンと見事に生きておりました!

ボーヌのブルピノ古酒のような正しく甘露でマッタリ系!
滋味も豊富でコクもあります。
素晴らしい熟成状態なんですね・・・

まだまだボジョレーの季節は続きます!

1998 ブラン・ド・ランシュ・バージュ

2009-11-23 12:15:54 | ワイン
これも前回のキュイジーヌの会に登場したワイン!

説明するまでもなくポーイヤックの5級シャトー・ランシュ・バージュ
で造られた白ワインなんですね・・・

ですから醸造担当はかのジャン・ミッシェル・カーズ!
ものの本によればソーヴィニオン・ブラン45%、セミヨン35%
ミュスカデル20%のセパージュとのこと・・・

ボルドーの白と言えばペサック・レオニャンが本流ですが
最近はムートン・ブランのエール・ダルジャンなども飲む機会がありましたし
今回の98’ブラン・ド・ランシュ・バージュと
メドック白に頻繁に接近遭遇しております。

実はランシュ・バージュの白は1990年がファースト・ヴィンテージでして
このワインが登場した時も記憶の片隅に鮮明に残っているんですね・・・

フラッシュバックしたその印象は新樽のヴァニラエッセンスのニュアンス
と蜂蜜の香気、そして酸味に裏打ちされたリッチなフルーツと言う感じ
でしょうか・・・

さて98’物はどうでしょうか?

リリースしたて時の強い新樽からくるヴァニラの香気は薄れ
濃密なスパイス感と蜂蜜に漬け込んだマンダリンオレンジを感じます。
フルーツはリッチでヴォリューム感溢れ11年の歳月で完熟の極み!
僅かにシナダレ系のデカダン傾向を感じるのはワタクシだけでしょうか?

いずれコレも熟れたソーヴィニオンの一つの姿・・・

コストも良くてワタクシとしては是非買いとお勧めしたい所です!

1999年物は我らがT澤商店で購入できるはず↓
この値ごろ感では絶対買いでしょう!