The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2001 シャトーヌフ・デュ・パプ レ・カイユー

2010-07-21 20:21:28 | ワイン
『レ・カイユー』は「小石交じりの畑」ってことですが、


この名前は、さまざまなワインで引用されているようです!


しかしながら、こと『シャトーヌフ・デュ・パプ』においては、『レ・カイユー』と言えば


アンドレ・ブリュネルの『シャトーヌフ・・・』と言う事になります!


じゃあ、アンドレ・ブリュネルって何者?


てことになるわけですが、ワタクシが初めて、この造り手にお目にかかったのは、


1990年物のこのドメーヌのスペシャル・キュベ『キュベ・ソントネル』でして、


『100年の孤独』ではなくて、『100年の古木』で造られた超VVだったんですね!


実は、このワインがP点で満点を取りまして、ビックリしたなあモ~~


なんててことになりました!


本人の名誉?違う自分の名誉か?ともかく付け加えて説明いたしますと、


満点だから買ったのではなく、買ってしまったら、満点だった・・・


と言う流れだったのですが、いづれそんな事がありました!


で、そのアンドレ・ブリュネルの2001年物の『レ・カイユー』を、


最後のブラインドで出したわけです!


クリムゾンから、エッジがガーネットに色づいた、濃密な色合いでして、


ソレを、ブルゴーニュタイプのバルーングラスに注いたんですね・・・


土の風味と、オリエンタルのスパイス市場の香りがわんわんと立ち昇ります!


熟しきって、むしろドライな印象をも感じさせるプラムとスグリの果実香・・・


横に広がる豊富な酸味と、僅かに感じるタンニンのタッチが微妙でした!


それにもまして、このワインにはフィネスがあるんですね・・・


いわゆるブルゴーニュ的な調和が・・・


で、結局9人中、一人を除いて全ての人がブルゴーニュ、という回答でした!


10年ほどの熟成期間で、ブルピノ的なフィネスを獲得する


いくつかの『シャトーヌフ・・』があります!


アンドレ・ブリュネルはその一つ・・・


もう二つを挙げるとすれば、一つは『シャトー・ラヤ』


残りは『ドメーヌ・ペゴー』ってことになるなでしょうか?


いずれ、ここのアペラシオンも奥が深い・・・ソウ思います!


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追伸:『第57回ワインとキュイジーヌの夕べ』の写真集は今週末までに


アップいたします!