The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2008 オスピス・ド・ボーヌ コルトン キュベ・ドクトール・ペスト ナノ・シマダ レーヌ・ペドーク

2016-09-11 15:36:16 | ワイン
このワインはエティケットに記されている通り、ナノちゃんのオトーサンがパパジイに持ち込んだものだ。
そのオトーサンは、どうですかね?あと12年はもちますかね?と心配していたが、どうしてどうして、むしろ一番美味しく飲める状態になるだろう!と太鼓判を押せると思うのだ。
すなわちナノちゃん二十歳の時には、見事にメタモルフォーゼしたコルトンを存分に楽しめて、加えてナノちゃんからはアリガトウのベーゼのご褒美まで頂けること間違いなし♪



前にも書き込んだけれど、そもそもコドモのヴィンテージのワインはボルドーよりもブルゴーニュの方がジャスト・ミートで飲めることが多い。
最近のボルドーは大概20年では熟成しない。
まあ二十歳くらいでは、コドモもアル意味熟成のジュの字もないわけで、その意味では二十歳ではなく三十歳くらいでヴィンテージワインを開けるのが適当かと思われる(笑)
まあ冗談はそれくらいにして、実際このコルトンはいわゆる濃密で、地場感たっぷりのコルトンではなく、鋭敏かつエレガンスを秘めた、まあ言ってみれば、ブルゴーニュでしか成しえないピノと言えるだろう。
こうゆうブルピノは、ここにきて実は貴重な存在で、ホントーのピノの愛好家はここらあたりを求めているのだと思う。
もちろん、あと12年でどんだけの煉れ具合を見せてくれるのか?は、その保管場所にもよるのだろうけれど、まず間違いなく美味しくなるだろうと思う。
オトーサンがあと何本持っているかは知らないけれど、楽しみは尽きないはずだ。