The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

盛岡ワイン回廊とは言い過ぎでしょうか?

2007-08-17 23:04:58 | ワイン
その日まで、家の中でジットして、
明日は仕事という時に、無性にお外で飲みたくなる・・・
そんな事ってありますよね?

何となく9時頃まで、明日出発の準備に慌しい娘の様子を眺めながら、
何を会話するでもなくソファーでごろ寝・・・
そこからムックリと起き出して、行脚に出かけるのだから只者ではないでしょ!

まずは『遊び人通り』のO様で赤ワインを二杯!
ブローリオのキャンティ飲み終えた後、
タマタマ同席した次世代グループのある方のカシャ・オキダンACブルをゴチ!
O様特注ピザをホウバリながら小1時間、
これまた、何故かワインバーにペリエを飲みに来る常連T氏も交えながら、
いつものワイン談義でした。
赤ワインニ種美味しく頂きました!

それから、久しぶりやのサウス・リヴァーへ!
実はソムリエS君着任後初めての『ヴァンTンJ』行脚でありました。

いつものように、見事な間接照明!
メニュー、ワインリストも充実しております!

さてこの空間で、そしてO沢シェフのキュイジーヌで、
遅い時間に登場した『ワインお外(お宅ではないよ!)』に・・・
S君は何を飲ませて、楽しませてくれるのか?

私は彼の出した一本のピノ・ノワールに感心しました!
短い時間に複雑に変化する妖しのアローマ!
更には、料理のビーツの香りと一瞬見紛う甘いブケを持ちあわせた、
スタイリッシュながらも、神秘的な奥行きがそのアペラシオンを凌駕する、
驚きのリュリ-!!
それは・・・

2004 リュリ- アン・ゲスネス ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル

これは、見事なチョイスと言うしかありません!
中津川を越えて、『盛岡ワイン回廊』完成も間近とは言い過ぎでしょうか?


残暑お見舞い申し上げます!

2007-08-16 11:26:34 | ライフ
お盆休みも今日までになりました。
私とすれば、むしろすぐにでも働きたい所です・・・
休みも4日もすれば、飽きてしまうんですよね!
まあ旅行にでも出てしまえば別ですけれど・・・

各地に散らばっております、2男2女の子供達も今日が最後、
明日からはそれぞれの場所に戻るでしょう!

さて皆さんはいかが過ごされましたでしょうか?
わたしは14日の一日かけて、県北のある場所へルーツの一人旅へ出かけました。
新幹線で北へ駅二つ、そこからはバスを乗り継ぎあるお寺へ・・・

実は、1953年生まれは本年八方塞の歳!
遠い場所でしたが、気になっている方の御墓参りをして来ました。

そのお陰かどうかは分りませんが、
実はその晩ぐっすりと9時間以上寝ることができました。
もちろん、33度の熱波の中で照らされていたのもありますが、
いくら疲れていても、眠りの短い小生ですので、
何かあるのでは?と良い方良い方に考えております。

そんな事ですのでここの所、キーンと冷やしたビール500ml一本飲んで、
お休み・・・ZZZ・・の状態でした。

今日はしっかりと赤ワインを飲みたいと思います!ハイ!!
出来れば、05’物の優良ピノ・ノワールをじっくりと時間をかけて・・・

そしてトロトロになって、元気に明日を迎えます!
皆さん、では!!

PS:『ワインとキュイジーヌの夕べ』の写真、明日までにはアップ致します。

熱波の中でのワイン会!これもまた良し!!

2007-08-12 20:59:22 | ワイン
連日猛暑日が続いております。
例年通りであれば、お盆前頃には朝晩は涼しい風が吹き始めますが、
これも温暖化現象の影響でしょうか?

このような暑い夜のワイン会は難しいですよね・・・
なぜかと言えば、すぐにワインの温度が上がってしまいます。
赤ワインは室温がイイと言われますが、実は濃厚なボルドーでも18~19度C、
が適温でしょう!
ユーロ・カーブの最上段が16度Cですので、グラスに注いで3〇分もすれば20度Cを越えてしまいます。

ということで、猛暑日は火を使う料理もワインのサービスも大変です!

そんな中で『第22回 ワインとキュイジーヌの夕べ』を開催致しました。
いつものワインヒートに加えて、北海道からU田先生も2回目の参加!
10名のワイン会となりました。

ワインリストは以下のとおり↓

NV Champagne Reserve Brut Guy Charlemagne

2005 Touraine Thesee Thiery Puzelat

2005 Isabel Sauvinigon Blanc Marborough NJL-Blind-

2005 Gevrey Chambertin Clos Prieur Marc Roy

1996 Gevrey Chambertin Les Combettes Jean Philippe Marchand

2002 Savigny Les Beaune Les Clous Louis Chenu-Blind-

1992 Chambertin Lou Dumont Selection

2001 Chateau du Castel Israel-Blind-

1976 Ch. Pontet Canet Pouillac

1987 Ch. Mouton Rothchild Pouillac

この中で、最後の二本はともかく、Zoo以来2度目ですが、
マルク・ロワのジュブレイ・クロ・プリュールの精緻な味わいは特筆ものです!

クロスグリとチェリーのあまやかな香気に、
しっとりとした滋養を感じさせるアローマは蒸せかえるほどに立ち昇ります。
これぞフィネスと言える調和の基に、まったりとした底味が優しく舌先を包み込みます。
05’にしてこのしなやかさとエレガンス!
このデュガ・ピイの評価に肉薄する新世代の女流醸造家には、目が離せません!

それ以外のコメントと写真は後ほど!
では・・・

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05’現時点での最安値はここ↓


次世代グループの皆様に大感謝!

2007-08-10 22:43:30 | ライフ
いや~~!ビックリしました!!
昨晩の事です。

御盆前の恒例のデンタルスタッフとの食事会が、H町の『K福』でありまして、
その後、腹ごなしに自宅までの『逆夜歩く』でもしようと、下小路の近辺をフラフラしておりました。

夜風にあたりますと、赤い酒の量がまだ適量に達していない事に気付きまして、
さっと踵を返して街へ向い始めたわけ・・・

一人で、赤ワイン・・・
しかも、わたくしめの法螺話に付き合ってくれるシッチュエーション?
そうすれば、通称『遊び人通り』へと向うのが筋??
って事で、気がつけば『Oー様』のカウンターに座っていました。

小一時間ほど経ったでしょうか?
アメリカン・オークの風味の少ないカリフォルニアのカベルネ、
更には軽めのシャンパンを御馳走になり、気分をよくしていた所へ、
絶妙のタイミングでT氏が登場!!(あまりの絶妙さにビックリ)

T氏の「実は私、酒嫌いなんです!」などという嘘みたいな話を、
「ふむふむ」と頷きながら聞きながして、
その話とは全く相反する先日の「ワイン会」の検証にも話が及ぶに至って、
ジャスト11時です!
テンション上がりっぱなしで、アルコール血中濃度が程よい状態に・・・
程なくO-様に「帰るぞ!」コールを宣言した所、

T氏から次世代の皆さん14名を代表してとの事で、
我々の結婚25周年の大変素晴らしい御祝いの御品を頂戴いたしました。
いや、本当にビックリしました!

大変失礼かと思いますが、なかなか直ぐには会えませんので、
この場を借りて皆さんに心より感謝を申し上げます!

目にも眩い『シャトー・ラギオール』のナイフとフォークを2セット、
これから大事に使わせていただきます。

本当に皆さん!「オテル・ド・ヤマダ」に遊びにいらしてください!
テーマはヴォギュエでしょうか?ルーミエでしょうか?ルロワでしょうか?
全方位対応ではありませんが、可能であれば合わせます!

むしろ「ワイン選びの極上の悦楽」を、わたくしに与えてくれる皆さんに・・・
心の底からサンキュー!!

ビゾーの躍進は微増どころではない!

2007-08-08 20:03:18 | ワイン
最近、話題の多い新世代のブルゴーニュの造り手がいます。
たとえばオーディフレッド、ドメーヌ・ド・ラルロ、など・・・
でも極めつけは、やはりジャン・イヴ・ビゾーでしょう!

昨晩、いつもお世話になっているKさんと、
そのビゾーの05’ヴォーヌ・ロマネを開ける事となりました。

カリフォルニアのカルトを思わせる大ぶりのボトル!
ボトルの変化同様に、ワインの質の躍進ぶりはあまりに見事!
それは、とても言葉に著わせないほどであります。

かつて飲んだビゾーの00’のエシェゾーやレ・ジャッセを思い出してみますと、
どこか、果実の密度のあまい、緩めのグリップ、
そしてハーヴィーさと妖しげな香り(ある意味、雲国斎?)
それは、ビオディナミックの悪しきニュアンスを引きずった代物・・・
と記憶しております。

それが今ここに、05’物は完全にメタモルフォーゼいたしました!
それは遂にヴィオディナミックの完成形に到達した?という事でしょうか?

ヴァイオレットの色合いに、ミネラリーでタイトなトップノーズ!
濃密な黒系フルーツの香りはジャミーな自堕落ではなくシットリとた潤い、
そして05’にして妖艶な熟ピノの香気に溢れています!
粘凋性のある重厚なフルーツは、適度な酸度としなやかなタンニンで心地よし!
あくまでも辛口でシリアスなフィニッシュ!
そして村名にはあり得ない、たおやかな余韻にただただ呆然とするのみであります。

本当に凄いのは05’なのか?ビゾーなのでしょうか?

それにしても、大きいお札で御釣のこない村名ワインですから・・・
それも驚くべき事でもないのでしょうか?

でも現段階で『DRCの高騰ぶりを見るにつけ、買い置く決断をすべき!』
とは言い過ぎでしょうか?

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05’はもうここだけ↓