16日の消印で先日開催されたラジオ会の写真が届いた。平成15年に誘われて参加し始めてから5年目を迎えることになった。この間に2名の先輩が亡くなった。私の設計者時代、いずれもお世話に人達だったが、何一つ恩返し出来ずに見送る結果になった。高速のモールス通信で交信したOさん、実兄と同じ昭和13年生まれのIさん。いい人達だった。あらためてご冥福を祈る。
昨日5月12日(土)1年ぶりの再会。例年どおり、神田のニュー本郷でラジオ会が開催された。今年、また新しいメンバーの参加があった。定年後、悠々自適の生活を送っている人、スポーツに汗を流している人、持病と付き合って健全な生活を送っている人。しかし、口だけはみんな20代の勢いだ。20代の頃4年間所属していた会社は、現在買収の渦中にあるが、日本の高度成長期を支えてきた歴史には重いものがある。折りしも、神田明神祭。あのみこしの元気さが現在の若い技術者に失われてしまったのだろう。経済優先で、リストラが常態化した現在、確たるビジョンと将来展望を社員に示めせずに、流れに身をまかせている経営者の罪も重い。
快晴、室温26度、湿度36%。来週は、1年ぶりのラジオ会(ビクターのラジオ設計者OB会)が神田で開かれる。毎年、神田祭りの最中に集まることになっている。さて、若かりし頃在籍したビクターは、現在、買収劇に翻弄されている。『陽はまた昇る』のドラマの再現を期待したい。