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GHQ焚書図書開封 第107回:夏の特別講話~プロ野球・いじめ・米軍トモダチ作戦[桜 H24/7/31]

2018-05-13 08:27:14 | 近現代史
GHQ焚書図書開封 第107回:夏の特別講話~プロ野球・いじめ・米軍トモダチ作戦[桜 H24/7/31]
 現代日本社会はポジションにある人が責任を果たさないことが問題(プロ野球コミッショナー、大津市のいじめ自殺事件での校長、教育委員長の対応にみる)。
 昔から、いじめは存在する。野生の暴力世界では、それなりの秩序があり、必要以上のいじめはしなかった。暴力に対しては暴力以外では対抗するしかない。それができないと陰湿化、密室化する。
 戦うことを捨てたから自殺するのである。いじめられたらどうするかを教えることが教育では大事。自分で戦うことを教えることが自殺を防ぐ方法である(弱かった兄の負け抜き相撲での噛みつき反抗にみる)。
 原発事故直後、SPEEDI【緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(System for Prediction of Environmental Emergency Dose Information)】のデータでなく、米軍から実測値資料(汚染地図)の提供があったのに、外務省、文科省、原子力安全保安院は、そのデータを活用することをしなかった。担当官僚は、それほど阿呆で無気力で遅鈍で、そして無責任で低能だったのか?処刑に相当する犯罪であることを自覚しなかったのか?
民主党枝野官房長官は「安全」としか言わなかった。安全でないことはわかっていたけれど、闇の声(米軍と政府当局の間での密約)でストップがかかったのではないかとの疑惑が残っている。
例えば、3000万人~4000万人が東日本から西日本へ避難しなければならない事態に怯えた。地下水の汚染がどこまで広がっているか見当がつかない。今後、40年間にわたる放射性廃棄物の処理についての住民の非難から逃れるためなど予測される国内混乱を治める自信が民主党政権になかった。
 真珠湾攻撃について、ルーズベルトの陰謀で日本が誘き出されたとする有力な説があるが、それだと日本側の非道徳性を免れるが知力が劣っていたことにされてしまう。宣戦布告しないで奇襲されたとの米側の言い分だとすると日本側が非道徳であったとの罪から逃れられない。どちらにしても、日本にとって救い難い屈辱である。
 トモダチ作戦は日米安全保障条約の緊急事態が発令されたと考えるべきだ。民主党政権の稚拙な対応などから、米軍による臨時政府樹立、日本国政府消滅の恐れがあった? 東京電力本社の一室に米軍が駐留し、事故に関するデータは米国に全て送られていた。膨大な原発事故に関する記録がアメリカに存在している。米軍は、その後、長期被ばくを避けるため80K離れた安全な地域に移動し、待機した。実際に、日本人のために日本の東京消防庁職員と自衛隊が被ばく地で事故対応をしたのであって、米軍はこの危険な作業には一切関与しなかった。この状況は、国内治安を日本の旧陸軍にまかせ、国内が落ち着いた段階で米軍が進駐した終戦時の状況と酷似している。米国は、自国の国益を優先しているのであって、日本のためにトモダチ作戦を行ったのではないとの見方もできる。
 事故調査委員会によると人災によって事故は発生したということになっている。米、仏は核保有国で軍事的知識豊富なことから、危機意識が高い。これは、日本の原子力関係者に決定的に欠けている点だ。
 アメリカは、昔から地域のシングルパワーの大国が生まれることを許さないし、認めないという子供のようなところがある。戦前、支那のことはアジアの代表の日本にまかせろというのが、大東亜宣言にみられる日本の一貫した政策であったが、アメリカはそれを許さず、終戦から今日に至るまで、日本はアメリカにやられっぱなしの感がある。
今や、自衛自存の意識を身に着けないと(精神武装をしないと)日本の将来はないと真剣に考え、行動すべき時期である。