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日常生活の中で思ったこと、感じたことを気の向くままに書き綴っています。

馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第69回「テーマ:草莽が信認した安倍政権ー総選挙を総括する」

2017-10-26 05:55:26 | 日記
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第69回「テーマ:草莽が信認した安倍政権ー総選挙を総括する」
ケネディ大統領暗殺についてのCIA,FBIの報告書が公開されるという報道が流れている。
ケネディ大統領が発給した政府通貨を、ジョンソン大統領が回収したという一連の流れから判断すると、公開によって暗殺原因と誰が関係したことが明らかになるかも知れない。
その後、ベトナム戦争が起こっていることをみると、FRBの株主が儲けようとしていたことが自ずと見えてくる。
リンカーンとケネディの暗殺原因は、いずれも政府通貨の発給が絡んでおり酷似している。
トランプは、次期FRB議長選出の人事に介入している。
オーストリア、ドイツ、チェコでも移民に対して厳しい保守が躍進している。
民族的価値を見直そうとしている動きである。
今回の総選挙結果は日本を憂いている草莽の人々が安倍政権を支えていることを証明した。野党の洗脳工作、印象操作は失敗し5連敗している。
枝野立憲民主党代表の筋論は後付けである。野党リベラルの自滅を予見する総選挙であった。
自民党内にも左派リベラル(グローバリズム推進議員、女性天皇、女性宮家容認議員など)がいるので、保守再編がこれから始まる。
再編は、男系の皇位継承の原則を守るグループと女系の皇位継承を容認するグループに2分するだろう。
日本の伝統的価値を破壊するのがグローバリズムである。そのグローバリズムがこれからの国難である。
少子化の原因は、女性の社会進出、フリーセックス、同棲の常態化などによって、生活のための結婚の必然性が弱まったことである。
これは、社会の基本的単位である家族の意義を矮小化するという国内秩序破壊工作と深く関わりがある。


◆質問コーナー

【質問】立憲民主党は分裂するでしょうか?
・あり得る

【質問】中国共産党大会が終了して習独裁体制が強化されました。一方で、馬渕大使は共産党はいつか滅びるとおっしゃています。この習政権下で滅びる可能性があるとしたら、どういうシナリオが考えられるでしょうか?
・5年以内に滅びる。経済の悪化(人民元の暴落、海外への資産移動)⇒

【質問】外務省に「国益には『名誉』も含まれる」ことが分からないのですか?慰安婦問題、徴用工問題しかり。
・外務省のみならず、経団連及び国会議員が東京裁判史観に洗脳されているため

【質問】ケネディ暗殺の報告書が公開されたらまたやられ(暗殺され)ない?
・大いにあると思う

【質問】マスコミはこの選挙は民意じゃないみたいなことを言ってますが、選挙が民意じゃなければ、何が民意なんでしょうか(;^ω^)
・選挙こそ民意である。民意じゃないと言っている人は民主主義を否定していることに気付かない人達である。

【質問】立憲民主党が、野党第一党となりましたが、衆参の副議長が野党第一党から選出されるのが、慣例というのは知っておりますが、その事が、今後の与党の政策運営に、どのような障害となるのでしょうか?
・障害にならない。50議席にすぎないため。

【質問】 政府や外務省は、ヴェノナ文書やミトロヒン文書など様々な機密文書の存在を把握しているのでしょうか?
・不明である。専門に研究している人がいないため。

【質問】以前この番組で先生は「今回の解散で改憲は出来なくなった」と仰っていましたが、今も変わりありませんか?
・変わりはない。9条を改正しなければ意味がない。有事に直面しているのに、その動きは期待できない状況である。

【質問】習近平氏は死ぬまで国家主席で居続けるのでしょうか。
・その前に共産党の支配は終焉を迎える。

【質問】大使は希望の党の代表に誰がなるのが望ましいでしょうか?
・わからない。民進党を分裂させた小池さんの功績はある。

【質問】フィリピンでもISISがマラウィでも鎮圧、第3次世界大戦(戦争を起こせばお金を貸す商売は儲かる)をどうにかして引き起こそうとしていますが、中々うまくいかないですね。次は、大使なら生物兵器に注意をしますか?
・最近停電も多くなっているし、不審な動きには注意しなければならないことは事実だ。紛争を起こすことで利益を得ようとする勢力は存在する。リベラルの欺瞞を見破ることが大事。


馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第68回「テーマ:アメリカのユネスコ脱退」

2017-10-21 23:33:35 | 日記
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第68回「テーマ:アメリカのユネスコ脱退」
今回の選挙でリベラルは自滅する。
ポピュリズムは大衆迎合主義ではない。
アメリカ東部エスタブリシュメント(一部のエリート金融資本家)のための政治でなく、ピープルのための政治を求めた運動をポピュリズムという。
耳当たりのいいことばかり言うリベラルこそ大衆迎合主義である。
アメリカが政治的偏向があるとしてユネスコを脱退した、イスラエルも「神殿の丘」がユダヤ教の聖地であることが記載されていないことから脱退した。日本のユネスコ対応とは対照的である。歴史教科書問題での近隣諸国条項の受け入れ以降、外務省は「国益軽視」「友好重視」の外交姿勢が災いしてたびたび外交上の失敗をし続けている。
日本の反日民間団体が、ユネスコを舞台に日本を貶める活動をやっていること自体悲しむべきことだ。これに対し、心ある学者が立ち上がろうとしているのに、効果的な対策をとらない外務省の劣化ぶりには落胆する。
安倍総理は「南京大虐殺文書」の世界遺産登録 に続き、根拠のない「日本軍慰安婦関連記録物」を記憶遺産に登録しようとしている現イリナ・ボコヴィアに代わる次期事務局長のオードレ・アズレに審査対象外とするようにマクロン大統領に(ユネスコ脱退を武器として)働きかけるべきだ。
日本国内に日本を貶めることに一生懸命になっている日本人がいることが、内憂である。国家は、外部からよりも内部からの破壊によって亡びるものである。
今回の総選挙は、日本を貶める勢力との歴史戦の始まりであると自覚しなければならない。

【質問】日米両首脳の靖国参拝は実現可能でしょうか?
・実現するか否かは安倍総理の決断次第である。
かって、ブッシュジュニアが訪日したとき、アメリカ側から靖国を参拝したいとの打診があったが、外務省がこれを断った。更に、ブッシュ大統領の明治神宮参拝に際しても、小泉首相は同伴しなかった。政治家に国家観が欠如している証拠である。

【質問】日本人のグローバリズム礼賛は「戦前は孤立した挙句世界を相手に戦争を始めた反省」という洗脳の成果ですか?
・洗脳の結果である。
日本は孤立していなかった、意図的に戦争を仕掛けられたのである。当時、日本を追い詰めるというコミンテルンの力が働いていたこと、またコミンテルンを裏から支援していたのはアメリカであったことは明らかになっている。
世界的にみれば、ロシア革命後、日本に対して大きな力が働いていたことを理解しない限り、先の戦争の原因は総括できないのである。当時、日本の知識人の中にも、そのことを見抜いていた人がいたが、少数で大勢とはならなかったのである。

【質問】ジョージ・ケナンの「封じ込め政策」は正解だったのか逆にソ連に時間稼ぎをさせただけ、どちらでしょうか。
・東西冷戦は意図的に仕組まれたもの(八百長)であった。
 1979年から2年間のモスクワ生活の体験から言えることは、当時のソ連はとても超大国アメリカに単独で対抗し、世界を2分できる国力はなかった。戦前、戦後を通じて、ソ連を支援していたのはアメリカだったのである。
冷戦構造をでっち上げ、利益を得ようとする勢力があったのである。
グローバリズムは21世紀の共産主義であり、日本の国難は、日本の国体(お国柄)に合わないグローバリズムの蔓延である。


【質問】オーストリアで右派政権が誕生しそうですが2020年までにEUは解体するのでしょうか。
・EUは形をかえたグローバリズムであり、EUは解体する運命にある。
グローバリズムは、各国の国家主権を制約するものであり、ゆくゆくは国家主権をなくする方向を目指しているからである。それが、各国に受け入れられるはずがない。

【質問】日本とアメリカが20世紀をかけて行った「朝鮮半島の近代国家化」は結局無駄骨だったのでしょうか。
・無駄骨だった。
アメリカは朝鮮半島の近代化に手を焼いていたので、日本はやむなく朝鮮半島の近代化を引き受けた。、
アメリカは「divide and rule」の原則に則り、日本に対抗するために韓国の反日運動に手を差し伸べ、日韓が仲違いするように誘導した。
アメリカはソ連、中国、韓国、北朝鮮を利用して日本が二度と東アジアのリージョナルパワーにならないように封じ込めを行ったのである。
アメリカはスターリンと組んで共産主義を普及させるため第二次世界大戦を起こしたのである。
中華人民共和国は、毛沢東をアメリカが支援したからできたのである。
朝鮮戦争もベトナム戦争もアメリカの軍産複合体(ネオコン)が起こしたのである。
トランプは感性的に歴史修正主義者である。
今までは、日本の親米保守者がジャパンハンドラーズと手を組んでいたのである。
その既存の枠組みがトランプ登場によって崩れつつある。
日本はその流れをきちんと把握して行動しなければならない。

【質問】味方のふりして敵対行為する韓国よりも正々堂々敵である北の方がやりやすくないですか。
・そのとおりである。
韓国には反日以外政府の正当性がない。反日だけで統治をするようでは、日本としては韓国と価値観を共有できない。
こうなったのは、アメリカが統治能力のない李承晩を韓国大統領にしたことが大きな間違いであった。

【質問】なぜ政治家は改革を声高に訴えるんですか、そんな必要あるんでしょうか
・選挙民に迎合しているからである。これこそ、耳あたりのよい改革という言葉を連発するリベラリストつまり大衆迎合主義者である。
ポリティカルコレクトネスが全てという大衆迎合主義にとって必要なためである。
性善説をとっている日本にとって改革とは復古を意味する。
元々が良いものだから、元に戻ればいいのである。つまり、伝統的価値観を阻害する原因となる規制とか、構造を取り除けばいいのである。

【質問】なぜ左翼は暴力的なんですか?言葉も知性を感じず、話が通じないと思います
・そのとおりである。
共産主義国は暴力から生まれた国家。
銃口からできた政権は銃口でしか維持できない。ソ連は、ロシア革命後74年で崩壊した。1949年に建国した中華人民共和国もまもなく崩壊し、中国共産党の独裁支配が終わるだろう。
少数派(党員は8000万人)だからこそ暴力でしか大衆を支配できない。

【質問】なぜ日本人は「全ての議論の大前提は日本の安全保障」ということが判らないのでしょうか?
・現在の北朝鮮情勢をみて、一般国民は覚醒し始めているが、特に、左派、リベラルを自認している議員の認識が甘い。
共産主義、社会主義を信奉している議員は戦略的に安全保障を無視しているのである。
レーニンは、戦争から内乱にもっていくと主張していた。
共産主義は権力と権威の独裁である。
日本は二権分立(権力は政府、権威は天皇)だから独裁者が生まれない
君民一体のお国柄の日本は、欧米とは違う政体である。

【質問】日本がEUやアメリカとくらべて周回遅れのグローバリズム政策を行っている理由は何だと思いますでしょうか。安倍政権はこれから売国をやめることはあるのでしょうか?
・新自由主義に毒された官僚、経団連が日本経済をけん引するようになり、日本的経営(年功序列、終身雇用制)を守らなくなったためである。今度の総選挙後、これまで洗脳されてきた株主資本主義の考え方が変わることを期待している。
現在の経済評論家は、日本的経営の良さについて述べると、経済界では生活できなくなってしまっている。
働き方改革は失敗する。日本人の労働観(性善説で労働は神事)は西洋人の労働観(性悪説で労働は苦痛)と違う。
神戸製鋼が叩かれるようになったのも、アメリカから損害賠償を請求されるような企業体質になったのも、日本的経営をやめた結果である。

【質問】日本がユネスコを脱退しようした場合、日本のユネスコ職員(おそらく、多くが左翼)や既得権益がある連中の妨害や嫌がらせが起こるはずですが、これらを突っぱねる適切な手段はどのようなものがあるのでしょうか?米国の連中の次の就職先は保証されるのでしょうか?
・30年前は左翼の職員が多く、脱退に反対したことは事実だ。国際機関の職員はメンバー国の職員であり、脱退すれば辞めることになるのは当然であり、最初からそういう条件で就職している。

【質問】強制労働を認めるなどの外務省の行動は、日本を貶めるために、わざとしてることなのでしょうか?
・外務省官僚は日本国民の名誉を毀損することに対しての危機意識が薄いためである。親韓、親中議員の介入もあり、自己保身のため中国、韓国と戦う気概がないことも原因。官僚の本懐を自覚し、国益を守るため戦って欲しいものだ。


馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第67回「テーマ:いよいよ総選挙に突入」

2017-10-12 21:57:01 | 日記
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第67回「テーマ:いよいよ総選挙に突入」
GPS衛星「みちびき4号」打ち上げ成功。打ち上げ日が10月10日の午前7時にセットされたのは北朝鮮との関連か?
同じ日の神戸製鋼のアルミ製品の性能データ改ざん報道は、打ち上げ成功に水をかけるようで疑問が残る。
工場長レベルで改ざんが黙認されたとは、にわかには信じがたい。
なぜならば、H2Aロケットや、MRJジェット機の重要部品としてこれらのアルミが使用されているからである。
何のために改ざんしなければならなかったのか? 組織的に行われたのか?
1985年以降、本来の日本的経営から株主資本主義的経営に変わったことで、4半期ごとの経営状況の公表が義務付けられ、短期的利益を上げるためには何をやっても良いという企業体質に変貌した結果ではなかろうか?

産経新聞のシリア・ダマスカスの様子を書いたルポは歪んだ内容となっている。
2011年3月の反政府デモの弾圧から始まった内戦との書き出しからスタートすると、アサドは悪、反政府デモは善となり、結論は、シリアをプロパガンダ(政治宣伝)の国と決めつけることになる。内戦がどうして起こったかを書かない、隠している(ごまかしている)のである。
当時、「アラブの春」を演出した勢力が最後のターゲットとしてシリアを選んだから、デモが起こったのであり、アサドはそれを抑えにかかったのである。そのことについては、何も触れていないのである。
国内が安定しているのは、アメリカとトルコがISやイスラム過激派を退治しているためであるかのように報道しているが、本当は、ロシアが本格的に介入したから、イスラム過激派が追い詰められたのである。このロシアの役割を無視する報道は明らかにミスリードである。
最近の世界情勢の(嵐の前の)静けさには要注意!
最低限の水と食料の備蓄、防毒マスク、ニトログリセリンの確保
今回の選挙は、有事に対応できる政党はどこか?を選ぶ選挙
保守の再編が今回の選挙。結果はリベラルの自滅となるだろう。
皇室を守るためには保守の再編が必要である。自民党内のリベラル派を排除しなければならない。
権威と権力の二権分立が日本の特徴。

【質問】(神戸製鋼データ改ざん?は)また、いつもの日本企業叩き?
・その可能性は十分ある。

【質問】「職人の魂はどこに?」との報道もありました
・情緒的反応の報道である、中間管理職に問題がある、現場の人達に職人の魂は残っている。

【質問】神戸製鋼のデータ改ざんに関係した製品がイギリスの高速鉄道にも使用されていたようですが、イギリスとの国際問題(もっといえば政治的問題)に発展する恐れはあるのでしょうか。
・発展しないと思う。疑心暗鬼にさせるのが目的。

【質問】アメリカと北は水面下で落としどころを探りあっているんですか?
・落としどころではない。1994年以降そのような取引をやってきて失敗しているからそのような妥協はしない。

【質問】何故日本の映画監督はほとんど左翼なのですか?映画監督になる前に何か通る道があるのでしょうか。
・これが、文化侵略。フランクフルト学派の文化破壊戦略。内部破壊工作のひとつである。日本の伝統的秩序の破壊が目的。皇室破壊が最終目的。キューポラのある町は北朝鮮が良い国であることをさりげなく宣伝している。

【質問】日本の国土で、車・自転車・人の為の道 家 経済力 食糧自給率100% これらを満たす適正人口は何人でしょうか?
・7000~8000万人。年齢別人口構成も大事。

【質問】陛下のご公務をすぐにでも減らす事は出来ないのですか?出来ていれば譲位問題は無かった気がします。
・国事行為でない公務は減らすことはできるが、国民側に天皇陛下に対して無理強いしている傾向がある。伏魔殿となっている宮内庁の問題でもある。宮内庁の改革も必要である。

【質問】米国は北の体制崩壊後も絶対に日本をリージョナルパワーにしないシナリオ作成中ですか?
・以前のアメリカだったら、そういうことになる。トランプ政権下では、日本はリージョナルパワーになることが必要。

【質問】韓国はニュースにもならなくなりましたが外交も経済も酷い状態でどうなるんでしょう。
・韓国は半分北朝鮮状態。日本は、韓国を支援すべきでない。韓国とは関わらないことが大事。


-あるドイツ人の見た支那事変-(GHQ焚書図書開封 第93回)

2017-10-09 16:39:27 | 近現代史
GHQ焚書図書開封 第93回
-あるドイツ人の見た支那事変-
「ドイツはアジアをかく見る」に書かれたアメリカの実態。
カルフォルニア州サンディエゴでの支那人排斥後、新たに日本人移民があり、そして日本人もやがて排斥運動の対象となった。
ヨーロッパ人からみると政治的教養と社会的正義が欠如したアメリカ人として映る。それは、イラク、イラン、北朝鮮を悪の枢軸と決めつけたり、イラクのサダム・フセインやリビアのカダフィ大佐の殺傷にあたっての残虐性にあらわれている。
蒋介石は数百年に亘って国家統一を知らず、国家統一そのものに無関心な民族を、緊密に中央集権化した国家と国家意識に目覚めた国民にしたいと思った。
また、蒋介石は日本と支那の並立を望んでいた。
親日家であった蒋介石が、張学良にたぶらかされ、ソ連、イギリス、アメリカの援助を受けられれば、日本に対抗できると信じ、抗日に変貌したことは、大きな過ちであった。日本は支那を敵としていなかったが、抗日は排除する考えであった。
日本は西洋の侵略を許した罪を認めない支那が許せなかった。
アメリカは1937年の支那事変までに、太平洋の堡塁を越えてアジアに進出してきた。
イギリスは、インド、シンガポール、オーストラリア、香港と支那に進出してきた。
日本は生きるための防衛上の小さな拠点を持ったに過ぎなかった。
日本は西洋の優れたものを謙虚に取り入れ、学ぼうとしたが、支那は優越感を示すことで西洋の様々な優れたものに対して対立・拒絶した。
支那が衰退したのは西洋のせいだとし、自国の弱さを反省しなかった。
文官優位の官僚政治の支那は、身分の低い武人が西洋に負けたのであって、文官は負けたわけではないとし、国としての敗北を認めなかった。
国際的シンジケートによる借款によって搾取をもくろむ英米から、支那を守ろうとした日本。
英米は、インドと同じような搾取が日本の抵抗にあってできないことを知って支那から逃げ出し、コミンテルンの支配強化に手を貸した。
逃げ出すにあたって、支那の英米に対する憎しみを日本に転嫁させることに成功した英米。
その後、支那に残された日本は、英米の身代わりになって支那の攻撃を一身に浴びることになる。
参考文献3:「GHQ焚書図書開封5,6」西尾幹二 「ドイツはアジアをかく見る」ウェルネル・A・ローエ

-アメリカの脱領土的システム支配-(GHQ焚書図書開封 第92回)

2017-10-06 00:10:49 | 近現代史
GHQ焚書図書開封 第92回[桜H23/12/21]
-アメリカの脱領土的システム支配-
「日米衝突の根源」渡辺惣樹 によると、軍事力が優位となるまでは、なんとしても日本と和平を維持する。そして、何れ訪れるであろう日本との激突に備え、軍事力を着実に強化する。開戦となれば必勝を期す。がアメリカのセオドール・ルーズベルト(1901-1909年)以降の大統領の外交姿勢であった。
1893年の大恐慌までは、アメリカは明るい、人道的な国家であり、咸臨丸も岩倉具視の使節団も含め大歓迎するという親日的感情を持っていた。ところが、フロンティアを失い、インディアンの食料であるバッファロー全滅作戦を通じて、インディアン虐殺を続けるうちに、世界に対して野蛮な衝動を露わにするようになった。
19世紀後半から20世紀にかけて、中国への領土的侵略の遅れをとったアメリカは、植民地をなくせという綺麗事を唱え、いわゆる、脱領土的植民地統治法(ドルによる金融支配)に切りかえ、自らの行動を正当化した。支那に対しても反日運動の支援をするなど、文化的事業により支那大陸に食い込んでいったのである。
その内容は、
①1899年ジョン・ヘイによる門戸開放、機会均等、領土保全の宣言。この綺麗事には、支那を分割し始めていたドイツ、ロシアも従わざるを得なかった。その裏でアメリカは、6か国借款などを通じて既得権益をもっている列強を排斥し、そこにアメリカが介入するという狡猾な政策を展開した。
その後②1919年パリ講和会議では民族自決を訴え、
更に③1941年フランクリン・ルーズベルトとウィストン・チャーチルとの間で結ばれた大西洋憲章では領土不拡大(有色人種のためのものでない、アジア・アフリカの植民地に適用しない)などを訴えた。この憲章に対して植民地支配の否定と有色人種に対する人種差別撤廃を掲げ、日本が提唱したのが東條内閣の大東亜共同宣言である。アメリカの言う民族自決、人種平等が本気なら、この時日米は対立することなく、手を結べたはずである。このようにして、アメリカは脱領土的植民地統治法(ドルによる金融支配)を継続させるための巧妙な外交を展開した。
今日の投資し、金利で稼ぐ仕組み(金融資本主義)の原型を作ったともいえる。
このような侵略方法を考え出すに至った背景には、
ヨーロッパ諸国と比べ、アメリカは広大な領土を有し、資源も豊富、人口も希薄、更に、ヨーロッパのように植民地に仮想労働力である奴隷を求める必要がなく、国内に黒人奴隷という仮想労働力を抱えていたため、他国のように領土的野心がなかった。
からである。
アメリカは商売拡大をねらって、利権争いに参入し、金を貸して高い金利を巻き上げる資本侵略に味をしめたのである。
そして、この方法は今日まで延々と続いているのである。
1973年の石油ショック以降、OPECが石油価格決定権を得て資源国が先進国に対して相対的に強くなり、先進国が利益を得られなくなった。
そのしわ寄せが、先進国において賃金カット、中産階級の没落、貧富の格差拡大を招いた。
その対抗策として、先進国は、ニューヨーク、ロンドン先物取引で石油価格を決める方式を導入したが、ドルの金兌換性廃止による紙幣乱発がリーマンショック、ギリシャの破たんを誘発し、現在もなお、世界は経済混乱状態となっている。
その中で円高を維持している日本円は隠れた基軸通貨ともいえる。
参考文献:「GHQ焚書図書開封5,6」西尾幹二 「日米衝突の根源」渡辺惣樹

馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第66回 「テーマ:『国難突破解散』で日本はどうなる」

2017-10-05 05:50:00 | 日記
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第66回 「テーマ:『国難突破解散』で日本はどうなる」
国難突破解散の意義とは?
国難とは、直面しているグローバリズムの弊害である。安倍総理は、いま日本を蝕んでいる癌を退治しようとしている。
リベラルはグローバリズムである。
グローバリズム=国際主義=ネオコン=共産主義
リベラルを自由と訳すから混乱する。
正確には既存の秩序から自由ということがリベラルであり、既存の伝統的秩序を破壊すること。真の国難は、リベラル思想であると言いかえられよう。
リベラリストは与党の中にもいる。リベラル思想は、既存の伝統的秩序を破壊することで、最終的には皇室否定に行き着く。
小池氏の言っている「寛容な改革保守」という言葉は矛盾している。口当たりの良いポリティカルコレクトネスである。
「リベラル」と「保守」は思想的に共存せず、対立するものである。、
日本における改革とは日本の伝統的な生き方に復古することである。欧米のやり方に合わせることでなく、日本のお国柄(国体の神髄)をとりもどすことである。
公明党は保守でなく、リベラルである。
今行われているのは保守の再編である。民進党の中の左翼をはじき出した状態である。
当選するためには保守であってもどこでも行くのが日本の左翼リベラルの実態である。
今回の選挙は左翼リベラル(共産、社民、立憲民主)が影響力を失わうことになる選挙である。人民戦線の結果は共産党が勢力を拡大するだけである。
今後、何段階にも分けて、保守再編が行われていくだろう。
日本では国論を二分する争点がないので、左右の二大政党は不要。
左翼は、日本の国体に合わないので、一定の割合以上には頭打ちになるのである。(10~20%程度)
政治が三流で持っているのは、国民の民度が高いためである。その民度を落とそうとしているのがリベラル(男女共同参画、ジェンダーフリー推進政策)である。



◆質問コーナー

【質問】なぜ安部首相はワザワザ票を減らす消費増税に触れたと思いますか?
・財務省、つまり麻生氏など増税派議員への配慮であろう。2年後に必ず増税するとは断言しておらず、増税した場合の使途について言及しているだけである。これが増税派とのぎりぎりの攻防の結果であろう。

【質問】 つい数日前、米国の警察官とみられる男が夜中に在米ロシア外交施設に侵入しようとしました。これはロシア側に反応させる工作とも思われます。いずれ米ロが軍事衝突し、第三次世界大戦から核戦争へと発展する危険があるような気がしてなりません。現在、ロシアは北朝鮮の暴発をとめようとしていますが、北朝鮮問題も含めてご助言ください。、
・アメリカメディアは、あらゆるロシアとの関係を洗い出して、トランプ降ろしに利用しようとしている。第三次世界大戦は、トランプ、プーチンともやるつもりはない。いままで、北朝鮮で問題をおこさせようとしていたのは、歴代大統領をコントロールしてきたネオコン勢力の戦略であった。今や、トランプによってその戦略は崩れつつある。

【質問】グローバリストにとって、小池百合子は邪魔な存在なのか救世主なのか?また、小池百合子と希望の党は別物として考えているのでしょうか?
・小池さんもかっての維新の会と同じ勉強会などをしている。勉強会の資金がどこから得ているかが判明すれば、わかるようになる。維新は大阪、希望の党は東京とすみ分けている。グローバリストにとって、場合によっては邪魔な存在にもなり得る。

【質問】「立憲民主党」の「立憲」って「国家権力監視」って意味じゃないですよね?正しい「立憲」を教えてください
・護憲という本心を隠すため、立憲というあいまいな形容にしたと思う。9条を変えないということだけであろう。


【質問】小池新党には何やら薄暗いバックを感じますが、どうですか
・何らかのバックはあると思うが、多分、第二の保守をつくろうとする勢力であろう。ただ、民進党から流れてきたリベラルの人達がいるから、今後、何回か分裂問題は起こるであろう。そして、徐々にリベラルの人達は一掃されていくだろう。

【質問】欧米諸国は移民で秩序が崩壊してますが、これは帝国主義で散々収奪してきた自国の歴史に復讐されているのですか?
・復讐という見方もできるが、それだけではない。移民するための資金はどこから来ているのか?むしろ、グローバル市場化の最後の手段としての移民が進行していると判断すべきである(物と金の自由化は完了した)。移民は権利であると言っているのは国境をなくし、人の自由移動を可能としたいリベラリストの考え方である。

【質問】民進党を崩壊に導いた前原代表の真意は、どこにあるのでしょうか?安倍政治の打倒のためだったのでしょうか?
・結果的に保守を目覚めさした。それが真意であるか、どうかは、そのうちわかる。

【質問】希望の党を選択した中山成彬、恭子夫妻の判断は正しかったと思いますか
・中山恭子さんと小池さんは気が合うと思うが、今後の展開をみないとわからない。

【質問】希望の党は民進党出身者に軒先を貸して母屋を取られるという危険があるのではないですか?
・大いにある。本当に政権奪取を目指すのであれば、党首のいない政党はあり得ないので、代表になっている小池さんが国政選挙に立候補しならなくてはならない。政権奪取が本物か否かは選挙前までにわかる。維新の会と同様に、改憲の補完勢力となる可能性が高い。

【質問】人権、人道主義の限界が来てますが、国粋主義が復活するでしょうか
・国粋主義とナショナリズムは違う。多分、自然の感情に基いた愛国主義が出てくるだろう。

【質問】安倍首相の次と噂される岸田元外相をどう評価されてますか?
・岸田氏が巷で言われているハト派という言葉はレッテル貼りである。同氏は実際、改憲に慎重であることから、国益を考えられる人であるかどうかをみて判断することが大切である。

【質問】日本人はユダヤ人・ユダヤ社会に組み敷かれず付き合っていけますか?
・これまで、つきあってきたが、今後、現在の秩序をつくったユダヤ勢力とつきあっていけるかどうかは疑問。ユダヤ問題についてもっと勉強すべきである。

【質問】日本の政党は、どこかの宗教団体に所属していますが、問題あります。政教分離すべきでは?
・問題はある。政教分離すべき。日本の共同宗教である神道を否定する政党、団体は長続きしない。

【質問】安倍・プーチン会談をうけて、大使はプーチン氏をどう評価されますか?
・我が国の報道は、歪められたプーチン像で洗脳されており、プーチンは信用できないということで一致している。外交は、信用でなく国益重視とすべし。


-太平洋の覇権と米西戦争-(GHQ焚書図書開封 第91回)

2017-10-04 11:26:58 | 近現代史
GHQ焚書図書開封 第91回
-太平洋の覇権と米西戦争-
戦後、日本人は「なぜ日本は戦争をしたのか」という自己反省ばかりしており、「アメリカがなぜ戦争をしたのか」という相手国の戦意を見てこなかった。
日露戦争後、アメリカの悪意に翻弄されてきた日本。
日米開戦になった時、国民には不安と恐怖を感じた一面、来るべきものがきたとの安堵感もあったし、まして、負けるとは思っていなかった。
開戦後、1年もすれば、第三国の仲介で和平に持ちこめる旧来型限定戦争と信じていた大本営。作戦課長の富岡定俊もそのように述べていた。
京都学派四天王(高坂正顕、鈴木成高、西谷啓治、高山岩男)は、「第二次世界大戦は『国』と『国』との戦争でなく『秩序』と『秩序』、『構造』と『構造』の戦争であり、アメリカは戦争の永遠化を考えている」と見抜いていた。
ナチスの秩序、ソ連の秩序、英米支配の秩序(アングロ・サクソンの金融資本)の秩序、大東亜の秩序などである。
戦後、アングロ・サクソンの金融資本の秩序に巻き込まれて、アメリカの属国の地位になりさがってしまった日本。
いまのままで支障ないと思いたいとの願望を持ち、目の前の厭なことを考えないようにして生きている日本人。
加藤陽子、半藤一利、保阪 正康、秦 郁彦、北岡伸一、五百籏頭 真(いおきべ まこと)らの悪意によって日本の罪深い失敗論ばかりが蔓延してしまい、8月15日の全国戦没者追悼式における天皇陛下の発言にまで影響を及ぼしてしまっている。
大東亜戦争の戦争目的である「自存自衛」と「アジアの解放と独立」を自己犠牲によって実現した日本が負けたといえるであろうか?。
日本の失敗でなくアメリカの失敗によって日本がとんでもない迷惑を被ってしまったという見方をすべきである。
ドイツ人の書いた本「ドイツはアジアをかく見る」によると、日本の勢力圏に米英が乱入してきたことを示している。
戦前、アメリカの正面の敵はドイツでなく日本であった。
当時、小国だったアメリカの最大にして最終の敵は超大国イギリスであった。
アメリカにとって、米大西洋艦隊と米太平洋艦隊を統合し、当面の敵日本艦隊と戦うためには、カリブ海のスペイン領キューバ、プエルトルコなどを占領し、パナマ運河を確保する必要があった。米西戦争はこうして起こった。
当時、世界の覇権はイギリスとスペインが握っていたが、米西戦争に勝利したアメリカは、その後、イギリスを太平洋から駆逐し、太平洋の覇権を握った。
明治24年に硫黄島、明治25年に尖閣諸島の領土宣言をしたが、その時、硫黄島の領土宣言にクレームをつけたきたのはスペインだった。それほど、スペインの勢力は太平洋に及んでいたのである。
かって、スペインのフィリップ2世も一目を置いた豊臣秀吉のいた日本の威力により、スペインも日本本土までは近づけなかった。
そのスペインを破ったアメリカは、日本と直接対決する表舞台に突如躍り出てきたのである。
日清戦争後、台湾を領土化し、第一次世界大戦後、アメリカ領フィリピンとグアムをぐるりと取り囲むカロリン諸島、マリアナ諸島、マーシャル諸島をドイツから取り上げた日本。
その日本がアメリカと戦う運命は避けられなかった。その時に米豪の反日同盟が結ばれた。

参考文献1: 国立公文書館 アジア歴史資料センター
・レファレンスコード:C12120377700
 件 名:昭和16年12月8日 帝国政府声明 (1画像目から)
https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_C12120377700?IS_KIND=RefSummary&IS_STYLE=default&IS_TAG_S1=d2&IS_KEY_S1=C12120377700

参考文献2:「憂国のリアリズム」西尾幹二 「天皇と原爆」西尾幹二 
引用元:安濃博士のブログ(帝国政府声明文 「戦勝国は日本だった」)、Karion168のブログ(Karionのつぶやき)

参考文献3:「GHQ焚書図書開封5,6」西尾幹二 「ドイツはアジアをかく見る」ウェルネル・A・ローエ

-後期水戸學『新論』の原文を読む魅力-(GHQ焚書図書開封 第148回)

2017-10-02 12:07:00 | 日記
GHQ焚書図書開封 第148回
-後期水戸學『新論』の原文を読む魅力-
會澤正志齋は藤田幽谷の高弟
『新論』1825年 ただし、藩主に公刊を差し止められ1830年(天保元年)に憂国の志士たちの手によって筆写され広まった1857年刊行
【上】國體(上)形勢 國體(中)虜情 國體(下) 
【下】守禦(シュギョ・国防) 長計(チョウケイ・国のおおもおと 教育)

新論【上】で、會澤正志齋はロシアが日本を襲うシナリオを予測分析している。 
また、当時の世界の七大国について、周末の七雄を引き合いに出して、世界情勢を分析している。
更に、キリスト教についてこれをを激しく批判している。

1792年 ロシア使節 ラクスマン 根室へ来航
1796年 イギリス人 ブロートン 絵鞆(室蘭)へ来航
1797年 ロシア人択捉島へ上陸
1803年 アメリカ船長 長崎へ来航
1804年 ロシア使節 レザノフ 長崎へ来航
1823年 水戸領磯浜沖に異国船現る 
     水戸領大津浜に英国船員上陸

1825年 幕府 異国船 打ち払い令を出す
1853年 ペリー 浦賀に来航

新論【下】で、會澤正志齋は200年間戦争もなく、戦い方の勘所を忘れた武士への不安を憂いている。

参考文献:「會澤正志齋集」高須芳次郎