ロシア 国境問題を解決

　ロシアとノルウェー王国間で40年解決していないかつた、バレンツ海・ノルウェー海の係争海域問題に両国は終止符を打ちました。
先月27日にオスロで開催された両国首脳会談で調印が行われました。
同海域は日本の半分もの面積を有し海底資源、水産物の宝庫として注目を受けています。
主な内容は、両国の主張する「境界線を均等に二分」すると言うものです。

　この解決には、ハーグの国際司法裁判所および特別な任を受けた仲裁裁判所の指針が大きく影響したものです。
ロシアは、すでに07年にラトビア　08年に中国との間での国境係争を解決しています。

　ノルウェー海に面しているスヴァールバル群島は、1925年に設定した「スヴァールバル条約」では、管理はノルウェー王国が行い条約署名国の全ての国に経済活動を与えるとの事も注目したい。両国の外務省職員の健闘に敬意を称したいと考えます。

図・青色　天然資源が埋蔵している海域　
図・ＯＰＲＦ　「人と海洋の共生をめざして」ニューズレター２１号０１年度版