ある被曝関係の著名人と、明日、仕事の打ち合わせが長時間続くため、関西の田舎にある街で、店を探していました。そうすると、「放射能の内部被爆(被曝)の危険性はできるかぎり排除しています。」と食べログにまで明記している店を見つけました。自然派的な店主さんで、産直的に展開可能な西の地域、あたりまえの意思表示みたいです。
実はこうしたところは、同じ街に他にもありました。
そしてどれも、「放射能回避レストラン」を売り物にしている訳ではありません。
そういう喧伝だけするお店ではないようです。
同じ町の有名レストランも検討して、調べたところ、そのレストランの経営会社は、メインがブランド牛の精肉販売で(そのレストランでもメインで使う肉)、次のような告示をHPにわかりやすく出し続けていました。以下は引用、固有名詞などは一部省略しています。
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放射性セシウムを含む稲わら等を与えられた牛肉に関する問題について
謹啓
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
放射性セシウムを含む稲わらが複数県で流通し食用牛に与えられた件につきまして、ご報告申し上げます。
取り扱っている「牛」に関しまして、契約牧場はもとより、食肉市場に上場され取引となる各牧場ともそのほとんどが旧知でもあるため、以前よりどのような餌を与えられ飼育されたかなどの状況はほぼ把握できておりましたが、今回の件を受けまして、牧場からその飼料の出荷元までを含めた調査を改めて行い、関東以北の稲わら等が使用されていないことを再確認いたしました。
(中略)
(2011/7/28 追記)
なお、放射性セシウムを含む稲わらを与えられた可能性のある牛の肉(県産でない)が県内にも流通していることが判明していますが、該当牛肉の当店での取り扱いはないことを、念の為申し添えておきます。
精肉店で取り扱う牛肉はすべて個体識別番号で管理されており、問題のある該当の牛肉だけでなく、その疑いがないかなども含めまして、当店でも念の為逐一確認しております。結果として、該当牛肉の当店での販売実績はございません。また、今後も、その危険性、可能性のある牛肉を仕入れたり、販売することはございません。
(後略)
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地産地消が、あたりまえに語られる、この街。こうしたことが常識なのかもしれません。
しかし、一定数はこうした意識があるところからも、放射能回避に関しては、逆の禍々しい動きが複数もおきたことも、実はありました。
明日、被曝関係の著名人と、この街で長時間打ち合わせなどをおこなった成果を、何か形にする予定ですので、そうした中でも公にすることが、いろいろとできるかもしれません。
ブログでも、それが形になればお知らせしますので、お待ち下さい。
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【「“フクイチ”で新たな恐怖! 」と煽る週刊プレイボーイ記事の欠落、メディアリテラシーの観点から考えること 】
【 郡山から台湾へ避難女性が、被曝回避で協力した現地NPOとオープンさせたブックカフェ 】
【チェルノブイリ周辺山林火災で微妙に線量上昇という事態、懸念される吸気被曝のリスク 】
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急告≪5/17(日)沖縄講演を午前と午後、別会場で、2回開催に緊急変更≫
三田医師との沖縄講演。
同日午後の同時間帯で、基地問題で数万人規模の県民大会が開催されることが先日発表されました。これが相当大きな規模になったため、県民大会に参加したい方に配慮し、三田先生に負担をお願いして、同日午前中に別会場の牧志で、こちらの講演を追加開催をすることにします。
午前に関しては予約はとらず、当日参加のみの形で行います。緊急的な措置のため、既に午後に予約されている方は、県民大会に参加されないならば極力変更はせず、そのままおこし下さい(午後の方が質疑が長く取れますし、予約料金でお安くなります)。
県民大会で変更したい方は事務局 houshanoubougyo.okinawa@gmail.comにメールをしてください。メールの件名「午前講演へ変更」、本文に名前と連絡先(お電話番号かメールアドレス)明記してください。よろしくお願いします。
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当日参加のみ、50名限定
【5/17(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄・牧志】
9時開場、9時30分~11時30分
牧志駅前ほしぞら公民館第1学習室(安里2丁目1-1、モノレール牧志駅直結、牧志駅前ほしぞら公民館3階)
参加費 1300円
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当初から設定、ホールで開催
【5/17(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄・てぃるる】
12時30分開場、13時~15時15分
沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」1Fホール(那覇市西3-11-1)
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/277410/
Facebookで目に付いたので、一応書いておきますが、福島などに取材でよく出入りし、ツイッターなどで高線量の状況などを伝えていた方が、「ALT(GPT)が3ケタ」「膠原病の疑い」などという単語とともに、個人の血液検査などのデータを掲載していました。
こうした状況は、ある意味、想定内の出来事だと僕は思います。
一般的に、被曝ということをどう考え、どう対処すべきなのか。
これは、自分自身を考慮の外に置くことは成立せず、どの人にも等しく訪れる可能性を想定し、誰しも、必要な対応措置を取るべきであると、僕は思います。