まず、鹿児島の口永良部島です。この島は、面積は38.04 キロ平方メートル。
屋久島から近いエリアです。
島の大半の居住地域は、この火山から3キロ圏にある口永良部島、78世帯113人。集落は七つあるということです。
すでに2014年に噴火があり、噴火レベルはこのときにレベル3に引き上げられていました。その時の情報です。
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2014年8月3日 12 時 24 分頃、新岳で噴火が発生し、灰色の噴煙が火口縁上 800m以上まで上がりました。 このため、3日 12 時 50 分に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表し、噴火警戒 レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げました。 3日に発生した噴火は、火山灰を分析した結果、マグマが直接関与していた可能性があることが わかりました。今後、マグマが関与した噴火が発生した場合、火砕流1)が発生する可能性があるこ とから、7日 10 時 00 分に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を切り替えました。 新岳火口から概ね2km の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してくだ さい。 向江浜地区から新岳の南西にかけて、火口から海岸までの範囲では火砕流1)に警戒してくださ い。 風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。 降雨時には土石流の可能性がありますので注意してください。
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しかし、現在この島には、避難手段がありません。
屋久島から種子島の海域にいるフェリーが到着するまでに、数時間かかる場合もありえます。
極めて厳しい状況となる可能性も想定されるような状態です。
今の日本列島をきちんと再認識する状況だと思います。
こうした状態の国で、原発再稼動などありえません。
なお、この島の住民、大半は北西の方向にある、古い火山帯である番屋ヶ峰に避難している状況ですが、相当に心配される事態ということです。
過去にもこの火山が噴火し、被害者が出ていますから。
下記の資料は福岡気象台によるもの。この島の之までの状況がよくわかります。冒頭の地図画像はここから引用しています。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/level/Kuchierabujima.pdf
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