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放射能による被曝と白内障に関しては、従来からいろいろとお伝えしてきました。
オリハ・ホリシナ博士は次のように書いています。
「照射が起きてから最初の2~4年間に急性放射線宿酔を来していた人に生じる水晶体の特異的変化および放射線誘発性白内障。」≪『チェルノブイリの長い影』より≫
また、僕らで運営したバンダジェフスキー博士による2013年セミナーのテキストにも以下のような記述があります。
「視覚器官はイオン化放射線の影響に対してもっとも感受性の高い器官の一つである。
チェルノブイリ原発事故のリクビダートルに視覚器官の損傷が見られる。リクビダートルに発生してい る退行性白内障および斑状角膜変性症のリスクの主な要因は、年齢、リスクにさらされた時間、および 被曝線量である。
1986 年のチェルノブイリ事故被災地域に住む住民の間に、水晶体の損傷があるという報告がある。
放射性物質で汚染された地域に居住することは、子どもの視覚器官の異常の発生を促進する。例えば、 ベラルーシ共和国ゴメリ州ヴェトカ地区に住む 7〜16 歳の子ども 1289 人の眼科検査で、最も多く視 覚器官の異常が発見されたのは、セシウムによる汚染度が 15〜40 Ci/km2の地域に住む子どもだった(90% 以上)。視覚器官の病的機能障害のうち、もっとも頻繁に見られたのは白内障である。体内セシウム濃 度が 50 Bq/kg 以上の子どもの 22%で白内障が見られた。」
視覚器官の病的機能障害のうち、もっとも頻繁に見られたのは白内障というバンダジェフスキー博士の指摘。
こうした白内障と被曝に関しての記述は、チェルノブイリでも数多くみられます。
そして、原発作業員510人で、被曝後4年目の水晶体撮影をした金沢医科大学眼科学教室の報告が、白内障学会などで行われたそうです。
2014年度(被曝後4年目)のデータを報告していますが、同様の検査を2013年度にも行っています。
△透明水晶体眼は76.7%で,前年度と比較して、15%減少、検査的に白内障と全く認められない人が76.7%で、これが15%減ったとも言えます。
△後嚢下白内障(水晶体の後端が濁るもの)の初期の可能性があるVacuoles(変性化して空洞化したような状態)が12.7%となり、前年度と比較して、5倍以上に増加。
こういうデータの報告があったそうです。
いよいよ、こうした異常なデータを確認できる状態があることを、貴女にも認識していただきたいです。
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福岡市南部のエリアでも開催いたします。
【10/24(土)木下黄太講演 in南福岡】
申込み⇒http://www.kokuchpro.com/event/9c5b6246dcc47fd8919e25325a990be8/
「放射能による健康被害と現状について」
会場 博多南地域交流センター さざんぴあ博多 多目的ホール
福岡市博多区南本町2丁目3番1号 西鉄雑餉隈駅徒歩2分、 JR南福岡駅徒歩9分
開場 9:15 開演 9:40〜11:40
「2011年3月11日から早くも4年半が経ちました。放射能被爆による健康被害も一層深刻さが増しています。
九州でも川内原発が再稼動すると同時に、火山・桜島が活性化するなど懸念は広がります。
現実に冷静に対処していくためにも、今私たちに最も必要なのは正しい情報です。
放射能による健康被害と現状について、ジャーナリスト木下黄太さんからお話をうかがいます。
参加申込みはこくちーずからお願いします。事前申込が参加費がメリットがありますので、ご予約ください。」
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岩手県の盛岡市で初開催。
【10/18(日) 木下黄太講演会 in盛岡】
13時半―16時 (開場・受付13:15~)
会場:盛岡市アイスアリーナ 第2会議室
(盛岡市本宮5-4-1 Tel:019-658-1212)盛岡駅からのバス路線:盛岡駅前東口10番バス乗場より盛南ループ「200」下川原先廻りに乗車→アイスアリーナ前で下車 所要時間約11分
申込み&詳細⇒http://www.kokuchpro.com/event/45195674a463dbf0d0d26888a4c69516/
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秋田は3年半ぶりに伺います。
【10/19(月)木下黄太講演会in秋田】
「原発事故の放射能影響 チェルノブイリとの比較」
10月19日(月)午後6:00~8:00
秋田市にぎわい交流館AU(あう)4階研修室1
秋田駅西口から徒歩10分 新・秋田県立美術館隣接 秋田市中通一丁目4番1号
参加費 無料 (主催団体の意向で無料。資料代のみ300円。)
主催: 環境と暮らしを考える集い(問い合わせ:村上 090-7567-2562 lazycat@ed.akita-u.ac.jp)
「福島県で行われている小児甲状腺検査では、放射能で汚染される以前と比べ、多くの患者数が報告されています。急病人の数や救急車の稼働率があがっている地域もあります。チェルノブイリの影響で17年ほどの期間に百万人近い死者が出ている(『チェルノブイリ被害の全貌』岩波書店)という研究もあります。健康被害の現状は、そして今後は?2011年から土壌調査や健康被害に関する情報の集積にあたり、低線量被曝問題を専門とするユーリ・バンダジェフスキー博士(写真下)の講演を行った気鋭のジャーナリスト木下さんがテレビや新聞では知ることのできない、今後の私たちにとって大切な情報を話してくれます。近年の、ウクライナの首都・キエフでの映像報告もあります。」主催者より。