「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

全国で汚染土焼却というデマを、また言い出す人々の愚かな妄想について。

2015-10-27 14:26:56 | 福島第一原発と放射能

福岡や東北の講演会で、僕と話した方で、僕から「電話も含めて詳しく対応するので、あとでメールください」とお伝えした皆さん、次のメールアドレスに連絡下さい。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

======================================================

毎週金曜配信「木下黄太メールマガジン」 (月4回) 

被曝関連の健康症状等の重要情報はメルマガのみ、ぜひ購読を⇒⇒⇒http://www.hoshanobogyo.com/ 

======================================================

もっと意味のあるブログ原稿を書くつもりでしたが、きょうもこんなことを書かないとならないのは、本当に気分が悪いです。

でも、こうしたレベルのことを言ってくる人間が平気でいるのだから、致し方ありません。

それが、被爆回避側という感覚だと称する人間が、そこまで低次元だから、致し方ありません。

毎日、毎日、絶望ばかり深まります。

ネット住民の馬鹿さ加減は想像を絶するものがあります。こういう人たちは無価値と思います。

また、意味不明な妄想を繰り返し聞かされました。

放射性物質に汚染された土を焼却するという話がネット上にだけ蔓延したことがありました。

僕の過去ブログ記事で完全否定しているにもかかわらず、そうした妄想をまた言い募る人々がいるようです。

汚染土を焼却することは、焼却コスト的にも労力的にもほとんど意味もなく、さらに運搬コストも含めて考えると、現実に何のためにおこなうのか、理解できる話はありません。

こうした妄想を伝播している人間は、ネット上でアフリエイトを稼ぎたいだけの人間にとどまらず、インターネットで現実と関係ない主張をして信者を獲得したいタイプの発信者(県知事選挙に泡沫候補として出馬歴があるような類の人)、実際にカルト団体が主催する会合に講演者として平気で参加する発信者、実際に何らかの商品販売目的の人間に限られます。

ネット上でこうした人間たちが、しつこく蠢いていて、さらに他にもそれに呼応する人間たちがいます。

最悪・最低の連中です。

インターネットとかかわって、しかも被爆回避側の人々とのつながりの中で、一定数はこうしたキチガイを対応しないとならないのは、僕にとっては不快でしかありません。

過去記事をもう一度引用しておきます。まだ妄想に囚われるという人は、二度と僕の前に現れないでください。不愉快を通り越しています。

来るな。

==========================================================

「福島で除染した土が西日本など全国で焼却処分する」という妄想が、平気で伝播するインターネットの陥穽。

要はインターネットで拡散されている「福島の除染している土が全国で焼却される」という噂です。

僕はあまりに馬鹿馬鹿しい話で、ここ数日、この噂がネット上で流れているのは、少しは見たのですが、おかしい人の妄想か何かだろうと感じていて、特に気にも留めていませんでした。

しかし、どうやらこうした妄想がネットの中で共有化されている実状が、現実に聞こえてきたので、念のため確認しました。そうすると下記のブログにあたりました。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

福島の除染土が全国で焼却処分されます

時間がないので簡単に触れさせて頂きますが、福島の除染土が主に西日本を含めた全国で広域処分されるそうです。処分先は、「PCB廃棄物を処理した実績がある(から大丈夫?!)」という理由で選ばれた「日本環境安全事業(株)」(JESCO)等。

 
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
 このJESCOは中間貯蔵施設に関して、国が請け負わせる会社です。元々、旧環境事業団のPCB廃棄物処理事業を主な業務として承継する形で、国の全額出資により設立された特殊会社ということです。除染に関しても、中間貯蔵施設について関与しています。
 しかし、汚染土の中間貯蔵施設(30年保管)が、県外に置かれる現実的状況が高まっている様子も、現況は特にありません。というか、中間貯蔵施設の建設については、福島県知事が候補地の大熊町や双葉町での施設建設を容認する会見を先月末におこなっています。
 
 更に言えば、最終処分場に関しても、話が栃木県や宮城県であるごとに、地元で強い反対の声がおきているのが実状で、リアルには具体的検討の余地もない状態です。

 そんなことは、すこしニュース検索したら即座にわかります。

 しかも、汚染した土を焼却処分することは、全く理解不能な話です。大丈夫でないことは、この土の焼却という話で一瞬で分ります。そんなこと、何も必要ないです。
 
 そして、このブログ、「時間がないので簡単に触れさせて頂きます」と書いて、この後に他の企業名も含めて列挙だけしています。まともな意識があれば、こんな記述はありえません。名誉毀損の訴訟をされたら、確実に巨額賠償の対象になると思います。とても正気の記述とは思えません。
 
 こうした状態を、普通に考えれば、このブログ(僕は初めて見ました)は、虚偽の事をわざと書き連ねているのか、おかしい人が勝手な考えを書き進めている内容に過ぎません。
 
 どちらにしても、妄想の類でしかありません。このブログの過去記事も見ましたが、その大半が、いろんな妄想が拡大している状態が酷くなっている記述でした。

 読むに値しません。

 そして今回は、特にこの中でも、レベルの酷い妄想を、更にツイッターやFacebookで拡散している人たちが多くいることに、驚愕します。話がセンセーショナルであれば、事実関係の最低限の確認もしていないというか、ありえないことでも平気な感覚です。

 人間として相当に恥ずかしい稚拙なことを平然としている人たちが、すごく多いということです。僕は、この問題で、ネットで発信的に流している一定数の人々が、そもそも相当にレベルが低いことは、度し難いものがありますが、また一つどうしようもない実例を確認できたということです。

 被曝や放射能の問題に関して、匿名的アカウントや匿名ブログが、根拠なく言い出している情報は、原則は信用しないということを、まずは癖づけるべきかもしれません。そうでもしないと、被曝関連についてのネット情報は何もかも駄目ということにもなりかねません。
 
 そしてこうした妄想情報を平気で拡散させているサイトやツイッターアカウントが、以前から僕が問題あると思われているツイッターアカウント、更にブログサイトが多数含まれています。今回の主体的拡散者の中には、そもそも、精神的に病んでいたり、妄想が酷い方も一定数はいるとも感じています。

そして、正直こんな低レベルの妄想的な発信者に騙される人たちも、駄目です。

この話は、徳島でお答えしたら、こういうレスポンスがありました。

「本日は大変お忙しいところ、徳島にてお話し下さり誠に有難うございました。 
また、日ごろはブログおよびメルマガと大変感謝しております。 
 さっそくですが、汚染土の焼却処分の質問にお答え頂き、ツイッター情報の確認の大切さを痛感しました。リツイするときに、土を焼くとはなんか変だなとは思いつつも、情報源を確かめずにリツイしてました。以後気をつけたいと思います。 
 今日は移住者のみなさんともじっくりと縁を深めさせて頂くこともでき、素晴らしい機会でした。
 簡単ではございますが、改めてお礼申し上げます。」
 
 
 この方のようにきちんと、確認していかないと、今度はあなたが終わることになると僕は思います。

現実の避難移住の場で相対する人たちと、妄想が蔓延するネットの落差は、どんどん拡大している気がします。

「追記」 この妄想記事を掲載しているブログが、僕がこの記事を出した後、リンクの当該記事を削除した模様です(2014.9.25に確認)。

========================================================