「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【搬入停止】除染土一時保管場所、舗装した大熊町と未舗装の双葉町という"格差"。川内原発2号機再稼動。

2015-10-15 16:04:08 | 福島第一原発と放射能

噴火リスクが高まっている鹿児島で、より生存リスクを低くする、川内原発。きょうは2号機も再稼動されました。

原子力発電業界の立て直しなどという掛け声ばかりが聞こえてくるという異様な状態が、日本ではあたりまえになっている社会を、本当に気持ち悪く感じています。

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河北新報が報じた話で、除染した土壌などの廃棄物を保管するストックヤードに関して、信じられない話が伝わってきました。

しかし、なんというか理解不能な話です。

除染して廃棄したい放射性物質に高濃度汚染した土壌などを、屋外で中間的に一時保管するのですが、つまりこうした廃棄物は当然のことながら、汚染リスクが高く、除染をやるというなら、扱いが慎重にならないといけないはずです。

しかし、その保管場所を、片側は舗装し、片側は砂利のままで搬入していたそうです。

舗装されたのは大熊町。舗装されていないのは双葉町。

二つとも、田舎の工業用地予定地のような場所に置かれています。

当たり前の話と思うのですが、こうした廃棄物というのは、保管がより安定的に異常がおきないようにしないとなりません。

チェルノブイリのことを考えると、万が一にも燃えたりしないようにすることは第一義的に必要ですし、その袋がさけないようにすることなどは、放射性物質を拡散させないためには、改めて考えるまでもないことです。

そうするとその地面を舗装するくらいはやっておかないと無理だろうとは普通に考えます。

しかし、一方は舗装して、一方は舗装していなかった。環境省の判断です。

周辺の線量差でそうしたと説明しているらしいのですが、そうした格差をつける理屈としては、不可解です。

環境省のページで確認しましたが、保管場所の敷地面積はほぼ同じなのに、大熊町は9970袋搬入済みなのですが、双葉町は5777袋と、かなり差が出ていました。

勿論、地面の舗装に関しての"格差"状況は、ホームページに何も書かれていません。

都合の悪いことは何も書かない、日本政府の放射能問題への感覚は、ここでも露呈しています。

環境省の中間貯蔵施設関連についての問い合わせ窓口(フリーダイヤル 0120-027-582)に、念のため、電話しましたが、こちらが報じられた内容確認のため、新聞の名前を口にしても、その新聞の名前さえも正確に復唱することもできず、内容に関しても何も知らず、しどろもどろで話にもなりませんでした。

国民向けの窓口対応で、最低限のこともしないということです。ソフト面でコールセンター的なものをきちんと運用する予算が掛けられていないのでしょうか。

こんな対応に触れると、実は保管場所の舗装費用まで、ただ環境省がけちった疑いは拭えないなと思いました。

そもそも線量だけが、保管場所を舗装するのかどうかの判断で、積極的な材料とした基準感覚は、理解不能です。

まずは、高濃度に放射性物質に汚染された土壌を安定的に置くことが先決でしょうに。

あまりにも適当な感覚を見せ付けられていると、本当にやりきれないですね。

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 盛岡で、明々後日に初開催【10/18(日) 木下黄太講演会 in盛岡】

 13時半―16時 (開場・受付13:15~)

 岡市アイスアリーナ 第2会議室 

   (盛岡市本宮5-4-1 Tel:019-658-1212)盛岡駅からのバス路線:盛岡駅前東口10番バス乗場より盛南ループ「200」下川原先廻りに乗車→アイスアリーナ前で下車 所要時間約11分 

    申込み&詳細⇒http://www.kokuchpro.com/event/45195674a463dbf0d0d26888a4c69516/

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 秋田は3年半ぶりに伺います。 【10/19(月)木下黄太講演会in秋田】

 「原発事故の放射能影響 チェルノブイリとの比較」

 10月19日(月)午後6:00~8:00

 秋田市にぎわい交流館AU(あう)4階研修室1

  秋田駅西口から徒歩10分 新・秋田県立美術館隣接 秋田市中通一丁目4番1号

 参加費 無料 (主催団体の意向で無料。資料代のみ300円。)

 主催:  環境と暮らしを考える集い(問い合わせ:村上 090-7567-2562 lazycat@ed.akita-u.ac.jp

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 福岡市南部エリアで来週開催 【10/24(土)木下黄太講演 in南福岡】 

 申込み⇒http://www.kokuchpro.com/event/9c5b6246dcc47fd8919e25325a990be8/

  「放射能による健康被害と現状について」

 会場 博多南地域交流センター さざんぴあ博多  多目的ホール

福岡市博多区南本町2丁目3番1号 西鉄雑餉隈駅徒歩2分、 JR南福岡駅徒歩9分

開場 9:15  開演 9:40〜11:40

なお、主催者の若いお母さんが、どうして今回、福岡で僕の講演会を主催したいと思ったのかという文章を書いています。下記のブログ記事リンクでお読み下さい。

福岡講演主催者の体験から考える「避難先として山梨県富士吉田市と福岡市の違い」、更に講演会開催の思い。

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加工食品(牛乳や100%ジュースや乾物も含む)の原材料がどこのもので、さらにいつごろのものなのか、内部被曝する可能性の有無を確認できる可能性があります。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/e65a79651f91436430b9d0d040adff94

上記記事のコメント欄で、それに特化した形でコメントをしてください。ネットからの二次情報でなく、ご自身が直接調べた情報をコメントしてください。この際、注意していただきたいのは、個別企業の批判的なコメントは一切書かずに、客観的に事実情報をまとめる形で作りたいです。下記のスタイルで書き込みを。

(1)企業名

(2)商品名

(3)製造場所(この記号はどこの工場かを明示)

(4)主要な原材料

(5)主要な原材料の産地

(6)製造年月日

(7)企業の該当商品などの放射能対応の有無、具体的な対応内容

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