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福島の甲状腺がん家族会の会見ポイント⇒再発や危惧すべき転移が既におきているという現実の確認。

2016-03-13 18:32:45 | 福島第一原発と放射能

 テレビ朝日「報道ステーション」による報道、更には、福島の県民調査で甲状腺がんとされたお子さんの家族会が発足したことが伝えられています。

 これは、2011年3月におきた原発事故から、ようやく5年が経過して、本音を公にする方たちが出ているということです。

時間の経過とともに、こうした人々は増える一方になると、僕は思っています。ただし、ようやく、そうしたあたりまえの見解が公にされることは、僕は望ましいと感じています。

そうした基本的姿勢を、皆さんも確認して置いてください。

また今回の家族会会見で、ポイントは、はっきりしています。

甲状腺がんと診断されたお子さんたちが、手術後に再発をしているケースがあるということが、きちんと公にされたということです。

これは、以前から水面下で語られていた話が、こういう形で公になったということ理解しています。

また、肺転移などがおきていて、厳しい状況に直面している実態もあることも改めて確認されました。

声をあげられた人たちは、氷山の一角に過ぎません。

状況は極めて厳しいということです。

つまり、スクリーニングとか、過剰診断などを、いったいどの面を下げて、国内外の専門家と称する連中は言っているのか? という話です。

それから、そもそも、放出された核種が、チェルノブイリと福島では、大きく異なります。

そのため、チェルノブイリで当初におきた、初期のヨウ素被曝を大量にした幼児に甲状腺がんが多発する事態は、日本では現在同様に起きていません。しかし、今回の被曝による影響が、チェルノブイリと違うパターンで展開していることも、十分に想定されます。

そういうことも、全て否定方向に言い募り、「大丈夫」と嘯いた、国内外の専門家と称する人々や行政当局者、更に政治家は、僕には「死罪」に値するような蛮行を、平然と延々と続けている輩にしか思えませんが。

被害者の声が上がり始めたのは、こうした「加害者」が誰なのか、明確にされる行程が始まったということにもなると思います。

ちなみに、これは、福島県に留まる話ではもちろんありません。

おそらく、セシウムの降下が一定以上は確認された、南東北や関東全域、さらに甲信越の一部もこうした健康被害は起こりうると僕は感じています。

おこる程度の差はあっても、むしろ首都圏では、絶対数的に患者が多い状態なども発生する可能性はあると感じています(比率が少なくても母数が多い為)。

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徳島でも開催します。

3/21(月・祝)
【「原発事故後、5年が経過して確認すること」木下黄太お話会IN徳島】

16:30 受付開始 17:00 開演〜19:00頃

場 所:O-ba'sh cafe. (オーバッシュカフェ)
    (徳島県徳島市東船場1-26)
主 催:木下黄太IN徳島実行委員会
定 員:30席(すでに半分ほど埋まっています)
申し込み&詳細⇒ http://kokucheese.com/event/index/383486/

 

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3/26(土)夜

【「原発事故後、5年が経過して確認すること」木下黄太講演会IN沖縄】

18時受付開始。 18時15分~20時半

場所 牧志駅前ほしぞら公民館  会議室(定員50名)

    沖縄県那覇市安里2丁目1番地1号  モノレール牧志駅よりすぐ

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/377656/

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