「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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被曝や放射能を無視して、心臓突然死を特集する東京の経済誌。京大火災について再度根幹的な申し入れ。

2016-07-30 22:32:50 | 福島第一原発と放射能

http://kyotorenrakukai.net/wp-content/uploads/2016/07/%E5%86%8D%E7%94%B3%E5%85%A5%E6%9B%B80725.pdf

上記のように、京大火災について、「京大研究室火災の情報公開を求める住民連絡会」、「 放射性廃棄物全国拡散阻止 3・26 政府交渉ネット」、「放射能防御プロジェクト」の三団体で再度申し入れを今週月曜におこないました。

一言でいえば、京大の回答がずさんであること、そもそも火災が起きたときに、実験に放射性物質を使っていたのか、いないのかという根幹的なことすらわからない回答でしたから、いくつもの点で疑問を呈しています。

細かいことはいろいろありますが、それよりも、改めてこういうことから聞いています。

1. 放射性物質の実験室外部への漏洩可能性について 今回の火災発生時に火災現場の実験室内で①保管されていた放射性物質と②実験に現に使用されてい た放射性物質のそれぞれについて、今回の火災で燃えた可能性がないと断言できるのか、実験室外部へ の漏洩はまったくないと断言できるのかを、まずお教えください。

なんというか、根本的な話を、そらすことしか考えていない回答しか現段階では来ていないのは明らかなためのはなしです。

さて、今回は新たに、この申し入れに賛同団体などがいくつか入りました。

下記になります。

特定非営利活動法人 市民環境研究所(代表 石田紀郎)

アジェンダ・プロジェクト・京都

NPO 法人 使い捨て時代を考える会

京都・市民放射能測定所

原発賠償京都訴訟原告団共同代表 萩原ゆきみ 福島敦子

このうち、京都大学元教授でもある石田氏は、ご自身のブログで、こういう見解を述べられています。

京大が原子力規制委員会に提出した「京都大学医学部(病院RI実験施設)における火災についての危険時の措置の届出」を入手し、中味を吟味しているが、非常に分かりにくく、結論が先にありきで論が展開されている。今回の再申入書でも触れられているが、京大の回答次第では規制委員会への届出書についても議論をしなければならないと思っている。みなさんもこの二つの書面を読んでください。

こうした動きをきちんとおこなうことがとても大切と僕は考えています。

京大研究室火災の情報公開を求める住民連絡会は下記から連絡がとれます。

http://kyotorenrakukai.net/contact

また、今回の動きについて、こちらは、おかしな誹謗中傷が為されていて、困っている状態が続いています。正常な感覚では理解不可能な話ですが、住民連絡会はつぎのような記事も掲載しています。


当会の申入れや活動内容に関して、一般の方でご意見ご質問などがおありでしたら、 ご連絡先とお名前を明記のうえ、お問い合わせ欄へ、ご遠慮なくお伝えください。
また、今回の申入れについて連名で行っております「放射能防御プロジェクト」とその代表である木下黄太氏に関して、様々な疑義があるようでございますが、当会といたしましても、誠意をもってご説明させていただきますので、こちらについてもご遠慮なくお申し出ください。
皆さまからのご意見お待ちしております。 


今回の京大火災関連で、京都を中心とした一部のネット住民&活動家やライター等から、僕に関しての誹謗中傷が、陰に陽に為されていることは判明しています。このため、連絡会事務局HPで木下や放射能防御プロジェクトに何の疑義があるのかを聞くとして、すでに二週間程度上記記事も掲載していますが、そうした問い合わせは一件もメールがないそうです(こんな対応が必要な時点で唖然とします)。

そうした中傷をおこなう人間が、表には出てこない、つまりはまともではない輩であるとみられる状態と判断しています。

それどころか、精神的にある種の妄想に基づいて、こちらを攻撃している可能性が極めて大きくなっていると、いろんな情報から推察が出来ている状態です。

放射能防御活動は、精神病院の代役ではありません。治療が必要な方には、個人的に病院や医師を僕が紹介することはできますが、それ以上のことは出来ません。

正常な意識のある方は、そういうレベルの方の言説に耳を貸さないで、適切な治療を勧めて下さい。
社会にとっても、本人にとっても極めて不幸な状態と僕は見ています。しかし、多すぎますが。


さて、こうした記事が週刊ダイヤモンドに出ているようです。

放射能汚染地の常識なのですが、しかし被曝や放射能に触れずにこういう特集が経済誌でなされることには注意するしかありません。

本質的には、現実を見ない話が横行するということです。

突然死の6割超「心臓病」の予兆が表れる意外な部位(ダイヤモンド・オンライン) 
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160730-00097257-diamond-soci

汚染地の東京らしい話とも言えますが。

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