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鳥越候補に関する疑惑報道について、当時の取材メモを基にした週刊新潮記事早刷りを読んで思う二、三の事。

2016-07-27 18:16:33 | 政治

 鳥越氏の疑惑報道が、週刊文春に続き、ライバル雑誌の週刊新潮でも展開している記事の早刷りを読みました。

十数年前、当時の取材メモをまとめたものです。

その時に、実際にどういう行為がなされたのかという内容について、かなり詳しく書かれていて、女性側がおこなわれたとしている現場の実行行為そのものは、文春が記事にしたものよりも、より女性にとっては悪質な行為がおこなわれたと読める記事となっています(鳥越氏側は否定しているので、事実かどうかということは現段階ではわかりません)。

 しかし、僕が当時、関係者に聞いた話と大筋で符合する中身です。むしろ一部には、被害女性への配慮が為されている記事とも思います。今回の話は陰謀でなく、十数年前から枠組みがあったことが一般の方にも、きちんと認識できる内容と思います。

安倍政権がやらせている、内閣情報調査室がやらせている、今回の鳥越氏疑惑報道について陰謀論を平気で展開したジャーナリストや文化人は、仕事としてのバランス感覚や現実認識を欠いた人だとは、少なくとも断言できると思います。疑惑報道内容の是非以前の問題です。野党共闘が重要だからと、リアルを確認しようとしないジャーナリストや文化人は論外と断言します。多すぎるのです。そういう人たちが。そんなに野党共闘絶賛をして、陰謀論を振りかざして、仕事にありつきたいのかと思います。さもしい連中です。

 また、本当の意味で選挙での野党共闘を考えるなら、候補選出が本来はどういうスタイルであるべきなのか、具体的選出プロセスが市民にとって適正なものとして機能しているのか、その際に各党間の情報交換は綿密におこなわれているのか、そうしたことをきちんと考えないとならないでしょう。

僕はそこから疑っています。

前日まで別の候補だったのに、どうして一夜で差し替えになったのか。

ある特定の人物を、民進党のある幹部が毛嫌いし、それを外すことを強固に主張した状態と聞き及んでいます。

しかも、それが過去の民主党政権下での原発などの対応を巡っての批判を恨んでの話とも聞きました。

こうした諸点を踏まえると、野党共闘そのものが、本当に市民が望む形で今回成立していない疑いを相当に強く感じています。

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