【 原発事故に関しての責任を誰も負わない組織国家「日本」、首の皮1枚で繋がった強制起訴という法的措置 】
『2015年真夏 木下黄太の大放談(2)』
【廃炉作業どころか、さらなる大規模放射能汚染の可能性も】
【福島第一原発処理の前線基地・作業員供給源としての関東圏】
【福島では手のつけられないモンスターが未だに火を吹いている】
金曜配信、木下黄太メールマガジン
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僕はいろんな形で、アドレスを公開して問い合わせを受け付けています。
それは、こうした話をきちんと聞く人が少ないし、更に実質的な対応可能先もすくないからです。
お互いに、意味のある話が少しでも出来ればいいと。
しかし、今回、仙台の焼却に関しての記事を書いて、呼びかけたあたりから、こうしたことを4年半近い時間経過がすぎている為なのか、僕の意識では、対応することが到底できない事案が増えている気がしています。
これが、仙台周辺の特有の現象なのか、それ以外の地域でもおきている現象なのかは、判然としません。
しかし、仙台の試験焼却問題を扱うようになってから、この違和感は大きくなりました。
いくつか具体的に書きます。
健康被害の報告を書いているような文章が送られてきます。しかし、そこに何のエリアの明示はありません。
「初めまして。放射能の影響なのか、どこの病院に受診したらよいのかと検索していたら、ここにたどり着き、メール致しました。」という表題。
「ここ、一年前あたりから、家族全員、原因不明な症状が出ている現状です。
最近まで、全く放射能の影響と考えたことがありませんでしたし、周りに騒ぐ人がいなかったので、逆に恥ずかしいかなとも思う環境にあります。」
こうとしか書かれていません。
おきていることについて記述の後(場所は都道府県もありません)、
「やはり、放射能の影響と思われるでしょうか。」とだけ書いてあります。
こういう人に、何を僕が答えることができますか?
そもそも、「被曝問題について語ることが恥ずかしいかなと思う環境」、こういうふうにメールで明言してくる人と何を話すのでしょうか?
何で恥ずかしいなどと言う人と僕が何で話すのか?
この問題を真剣に対応している人間に書いてくる文言なのですか?
よいですか、僕はメールアドレスを開示して、大半の相談には電話でも話はしています。
それによって、対価も要求していません。何か売りつける訳でも勿論ありません。
そういう前提で、対応をしていることは、きちんとこのブログを確認していれば、あたりまえに分かる話です。
おそらくそうした確認もきちんとはしていないし、読んでいないことに関しての卑下もない。それで適当に便利対応だけ求めてきます。
こんな話は正常な社会的関係ではありえません。
僕はコンビニではありません。
おきている現象が、被曝と関係があるかどうかという話をする前に、対人関係の社会的な礼儀が皆目ないということです。
しかもこちらのスタンスに関しての認識もない。
病院を教えろというなら、どこのエリアか書かないと、まずは、何の話にもなりません。
こんな話を平然としてくるような非常識な人間にどう対応すればいいのか、僕にはわかりません。
他の事例も書きます。
これは、仙台試験焼却問題に関連して、具体的に起きていたことです。
仙台市はあす投票日である市議選の最中です。この一週間は選挙期間中。
これに私が気がついたのは、日曜日から月曜にかけてです。選挙が始まった後。
それまでに10人以上はこの地域の方たちとやり取りはしていて、何人もの方と電話でお話はしていました。
だれも僕に告げていません。
僕が独自でそのことに気がつきました。
その地域の市議選があるなら、この問題は取り上げやすい構造にあります。
時間がないけれども、有効だからと思い、立ち上げたメーリングリストで、市議会議員立候補者に、簡単なアンケートを行い、それを公表することを提案しました。
しかし、こういう現実的な話になると、時間を少しとって、本当に対応しようとする人間が、問い合わせしてきた中には、本当にはいない状態でした。
手を半分挙げたような人に、具体的な作業を話すと、「いろんなことで忙しい」「木下さんのことがよくわからないから」などと、意味がよくわからない対応を平気で繰り返します。
実は文面やアンケート項目は僕が考えて、一番大変な各候補へのアンケート送信先(選挙のため事務所のFAX番号)を「放射能防御プロジェクト」の西日本事務局メンバーが大半を調べて、サポートしようと迄していたのに。
そして、殆どの人は何もしようとはしない。さらにすこし対応を言い出した人は、突然に梯子を外す。
こうした被曝問題で関わってきた中では、最低の対応が連発される状態に突入します。
仙台出身でもなく、特に現地と太い関係もない僕にとって、こんな人々に付き合い続けるのか?ということです。
面識もない人々に。
立ち上げたメーリングリストも、有効な情報は、僕か、以前から岩手で活動している人ばかりが投稿し、仙台でそうした投稿をする人は殆どいない状態(20人近くはメーリングリストの中にいても)。
遂にこういう檄文も、僕は書きました。
「すいませんが、このメーリングリストは、宮城県内の方が、20人近くは入っています。
皆さんが、木下まで問い合わせメールをされたので、こういう形でも何か始めたほうがよいと考えて立ち上げました。
僕も暇ではありません。何かできることはないか、つなげられないかと考えて、外からできることをやっています。
実際に宮城県内在住でない僕にとっては、現地状況は分からない部分が多いです。
仙台市議選も、ほかのことで僕は知りました。
皆さんのだれからも、市議選情報はきていません。
統一地方選でなければ、仙台にいない人間が、地元市議選の日程はわかりません。
市議選があるなら方法がありますと書き込んでも、お二人は反応はされていますが、その内容を見ても、即座に何かをやろうという話と違います。
すいませんが、今回の焼却は、仙台市で起きている話で、その地域の人が声を上げないと、行動しないと、話が始まりません。
選挙があるのは千載一遇のチャンス。何でやらないのですか。
アンケート項目は複雑な話ではありません。
本焼却に賛成か反対か。その理由は。
これだけでよいレベルです。
これを66人の事務所のFAX番号を調べて(こちらが手間がかかります)、送付するだけです。
早くしないと期間中の返信は難しくなります。
ですが、例えばきのうとか今日とかにその作業をする人はいないのでしょうか?
だれも手をあげないし、やろうとしない。
すいませんが、あなたたちが当事者で、外からいくら話しても、当事者が何もしなければ、話が始まりません。
なんで岩手の人ばかりが投稿しているのか?
おかしいです。」
何のためにこちらばかりがやっているのか? 自分の地域で起きていることへの対処も自分達でしようとしない人々に、他地域から過剰に何かをするのは、まるで好ましい話ではありません。
西日本のガレキ焼却の時に、ここまで現地が何もしようとしない話はありませんでした。
この檄文の後も事態は好転しませんでした。こういう馬鹿げた状態のまま。
メーリングリストはいったんストップしました。
こういう感覚の人々に関わると、大概はろくな話になりません。
原発事故後に、地域的なつながりのある連中が複数で、被曝回避側にツイッターなどの攻撃を仕掛けたのは、仙台関係者だけでした。その時に、「何でこんなことがおきるのか?」と思った違和感と、今回のことも、根っこでは実は似たような話ではないのかと、僕は思っています。
仙台市が焼却をするのは酷いことでも、そうした酷いことを仙台市が平然と行えるのは、結局はどういう人々がそこにいるのかということに通じていると思います。
僕は絶望しています。
最後の事例。
遂には、仙台から、次のようなメールまで届きます。こうしたものを僕に送りつけてくることが如何に愚かしいことなのかも、全く分からないようです(正確に書くと、僕がだれかわからずに「ながいさん」と誤認するほど)。
「何でながいさんをみつけたかは忘れましたが、私は放射能の事は全然わかりませんが、
スピリチュアルを信じる方かは存じ上げませんが、
スピリチュアルに長けているヒーラーさん曰く、放射能とは決して悪ではなく高次元の意識だそうです
不安で持って接すれば不安に変容し愛を持って接すれば愛に変容するそうです
私は三歳からピアノをやっていて今家に電子ピアノがあります
音楽療法を少し勉強し音楽療法の原理とは鬱病の人をよくするなら鬱状態に同調させて徐々に明るい曲を聴かせるといいというものです
私は放射能も音楽療法を取り入れて電子ピアノかシンセサイザーの電子音で同調させて愛の曲を聴かせれば愛に変容しないだろうかと考えています
電子音で放射能を変容させられないか実験させて頂く事って可能ですか?」
ただ、絶句します。
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【8/22(土)木下黄太 講演会 in とやま】
「福島原発事故から4年5ヵ月 子どもの未来のために今、私たちができること」
8月22日(土) 13:00開場 13:30〜16:00
富山県民共生センター「サンフォルテ」 307号室(富山市湊入船町6-7 富山駅北口より徒歩10分)
会場カンパ:1,000円(資料代込み)
事前申込み⇒ai0noigs@ty2.fitweb.or.jp
申込者名、連絡先電話番号、必要席数(個別のお名前は明記、小学生以下は明記)などを記載してお申込下さい。