俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

ゼロサム

2008-06-28 17:38:17 | Weblog
 後期高齢者医療制度に関して下らない議論が続いている。
 本来議論すべきことは75歳以上の高齢者を優遇すべきか否かだろう。本質的な問題を置き去りにして枝葉末節のことばかりが議論されている。
 先に結論を言えば私は高齢者の負担を軽減すべきだと考えている。勿論このことは現役世代の負担を増やすということだ。圧倒的多数の現役世代はこの政策に反対する。政治屋は多数者に阿るからこのあたりを曖昧にしようとして議論の不毛を生む。
 誰かを優遇しようとすれば誰かを冷遇せざるを得ない。このことは当然でありこのことを事実に基づいて議論しなければならない。政治屋はタテマエばかりを使う。政治の世界は最も事実(本音)から懸け離れている。困ったものだ。


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