柔道にせよ総合格闘技にせよ、立ち技と比べて寝技は見栄えがしない。寝技が多ければショーとして成立しにくくなる。
政治にも立ち技と寝技があり、有能な政治家は寝技に長けていた。ところがマスコミ受けが問われるようになると寝業師よりも小泉純一郎氏のような立ち技師が高く評価されるようになった。
女性政治家が注目され易いのは立ち技で勝負をしようとするからだろう。地味な根回しよりもマスコミを味方に付けた大立ち回りを彼女らは好む。それは、彼女らが子供の頃から外見に気を配るように躾けられていたからだろう。
しかし女性政治家の取り組み姿勢は薄っぺらと思えてならない。厚化粧によって外見を取り繕うばかりで内面的な深みは感じられない。ふと子供の頃のことを思い出した。小学生であっても問題を自分達だけで解決しようとするものだ。ところが「告げ口女」がいて自分一人だけ良い子になろうとして先生に告げ口をしてそれをぶち壊す。良い子ぶるとは実に卑劣な行為だと子供心に感じたものだ。
政治家は男女を問わず見栄っ張りな人種だ。人気商売だから世間に注目されなければ票を集めることができない。そのためには冷徹なほどの打算が必要だ。堅実に仕事をこなしつつ注目を集めることはかなり難しい。多くの政治家はこんな社会で立ち技も寝技も磨いている。
一方、今注目されている二人の女性政治家はどちらも芸能界出身者だ。芸能人として注目されるためのテクニックを充分に身に付けている。しかし女性芸能人は男性以上に外見によって評価され勝ちだ。そんな社会にした責任の大半は男性にあるのだろうが、二人共に口先だけの薄っぺらい人と思えてならない。これは全くの偶然だが二人の名前には「百合」や「蓮」といった花が含まれている。芸能界出身という経歴こそ最大の弱点だろう。確かに若くして有名人になる道は芸能かスポーツしか無いだろうが、芸能界はあらゆるビジネスの中で最も常識が通用しない社会でもある。そんな社会での経験は余り役に立たない。
特に小池百合子知事には大いに不安を感じる。就任早々にちゃぶ台返しをして喝采を浴びたがどうオトシマエを付けるつもりなのだろうか。良識ある人であれば初めから落としどころを考えて騒動を起こすものだが、彼女にそんな深慮遠謀があったようには思えない。今後を問われると「指示をした」と繰り返すが「解決せよ」と指示をしても解決できる訳ではない。全くの世間知らずなのではないだろうか。幾ら幹部を補強しようとしても具体的なビジョンが欠けていれば患部ばかりが補強される。「良きに計らえ」に近い指示しか出せなければ殿様にならなれても首長の職務は勤まらない。
攻撃力と守備力は一致しない。寝技の得意な老練な政治家であればまず身辺の守りを固めるが、攻撃に頼る人は守りを軽視して墓穴を掘り勝ちだ。小池知事は空に向かって唾を吐いた。それはいずれ自分の頭上に落ちて来る。どう対処するつもりなのだろうか。私は大いに不安を感じる。
ここまで問題が拡大してしまえば最早豊洲への移転は不可能であり築地での存続が唯一の選択肢になってしまった。こんな強引なやり方が都民ファーストの名に値するのだろうか?
私は男女には違った能力があると考えている。だからこそ女性政治家の活躍には期待したい。しかし全女性を代表すべきなのは、男性に媚びることによってその地位を得た芸能人崩れではなく、能力によって男性を凌いだ学者・研究者であるべきだろう。ドイツのメルケル首相もアメリカのクリントン候補も芸能界とは無縁だ。政治家にとって最も重要なのは泥臭い実務能力であって、見栄えに頼っていれば問題解決には繋がらない。最初の内こそ犯行を暴く探偵役が許されようが、知事に求められるのは解決力だ。そうでなければ行政の責任者は勤まらない。
政治にも立ち技と寝技があり、有能な政治家は寝技に長けていた。ところがマスコミ受けが問われるようになると寝業師よりも小泉純一郎氏のような立ち技師が高く評価されるようになった。
女性政治家が注目され易いのは立ち技で勝負をしようとするからだろう。地味な根回しよりもマスコミを味方に付けた大立ち回りを彼女らは好む。それは、彼女らが子供の頃から外見に気を配るように躾けられていたからだろう。
しかし女性政治家の取り組み姿勢は薄っぺらと思えてならない。厚化粧によって外見を取り繕うばかりで内面的な深みは感じられない。ふと子供の頃のことを思い出した。小学生であっても問題を自分達だけで解決しようとするものだ。ところが「告げ口女」がいて自分一人だけ良い子になろうとして先生に告げ口をしてそれをぶち壊す。良い子ぶるとは実に卑劣な行為だと子供心に感じたものだ。
政治家は男女を問わず見栄っ張りな人種だ。人気商売だから世間に注目されなければ票を集めることができない。そのためには冷徹なほどの打算が必要だ。堅実に仕事をこなしつつ注目を集めることはかなり難しい。多くの政治家はこんな社会で立ち技も寝技も磨いている。
一方、今注目されている二人の女性政治家はどちらも芸能界出身者だ。芸能人として注目されるためのテクニックを充分に身に付けている。しかし女性芸能人は男性以上に外見によって評価され勝ちだ。そんな社会にした責任の大半は男性にあるのだろうが、二人共に口先だけの薄っぺらい人と思えてならない。これは全くの偶然だが二人の名前には「百合」や「蓮」といった花が含まれている。芸能界出身という経歴こそ最大の弱点だろう。確かに若くして有名人になる道は芸能かスポーツしか無いだろうが、芸能界はあらゆるビジネスの中で最も常識が通用しない社会でもある。そんな社会での経験は余り役に立たない。
特に小池百合子知事には大いに不安を感じる。就任早々にちゃぶ台返しをして喝采を浴びたがどうオトシマエを付けるつもりなのだろうか。良識ある人であれば初めから落としどころを考えて騒動を起こすものだが、彼女にそんな深慮遠謀があったようには思えない。今後を問われると「指示をした」と繰り返すが「解決せよ」と指示をしても解決できる訳ではない。全くの世間知らずなのではないだろうか。幾ら幹部を補強しようとしても具体的なビジョンが欠けていれば患部ばかりが補強される。「良きに計らえ」に近い指示しか出せなければ殿様にならなれても首長の職務は勤まらない。
攻撃力と守備力は一致しない。寝技の得意な老練な政治家であればまず身辺の守りを固めるが、攻撃に頼る人は守りを軽視して墓穴を掘り勝ちだ。小池知事は空に向かって唾を吐いた。それはいずれ自分の頭上に落ちて来る。どう対処するつもりなのだろうか。私は大いに不安を感じる。
ここまで問題が拡大してしまえば最早豊洲への移転は不可能であり築地での存続が唯一の選択肢になってしまった。こんな強引なやり方が都民ファーストの名に値するのだろうか?
私は男女には違った能力があると考えている。だからこそ女性政治家の活躍には期待したい。しかし全女性を代表すべきなのは、男性に媚びることによってその地位を得た芸能人崩れではなく、能力によって男性を凌いだ学者・研究者であるべきだろう。ドイツのメルケル首相もアメリカのクリントン候補も芸能界とは無縁だ。政治家にとって最も重要なのは泥臭い実務能力であって、見栄えに頼っていれば問題解決には繋がらない。最初の内こそ犯行を暴く探偵役が許されようが、知事に求められるのは解決力だ。そうでなければ行政の責任者は勤まらない。
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