俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

死体は重い

2007-11-14 20:07:43 | Weblog
 実際に経験した訳ではないが死体は重いらしい。死体が重いというより「生体は軽い」と言ったほうが正しいだろう。約50kgある女性を抱き上げた時になぜあれ程軽く感じるのかが問われるべきだろう。(以下は所謂「お姫様だっこ」を想定して記述する。)
 ①心理的な錯覚
 大抵好きなものは心地よく感じる。好きな相手であれば軽く感じる。これは「目に入れても痛くない」と同様の心理的要因だろう。
 ②体重の分散
 軽く感じるように抱かれる側が協力している。腕を肩に廻したり、男の両腕にバランス良く体重が分散するようにしている。また接触面積を大きくして胸にも体重を分散していることも重要だ。もし男が体を反らせずに前屈みの姿勢を取れば随分重く感じるだろう。
 死体を抱える場合接触面積を小さくしようとするから余計に重く感じるのだろう。
 同じ重さのバッグを軽くする方法がある。ショルダーやバックパッキングなら、重い物は内側や下部に集めると明らかに軽くなる。これは決して物理の法則に背く訳ではなく、テコの原理を考えれば納得できるだろう。

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