俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

不眠症

2009-09-28 19:55:18 | Weblog
 健康な人は障害を持つ人の苦しみを理解しにくいものだが、不眠症(睡眠障害)は特にそうだろう。
 眠れない苦しみを知らない人は平気でこんなことを言う。「眠れないのは眠り過ぎたせいだ。寝不足になれば誰でも眠くなる。不眠症なんて甘えでしかない。」
 彼らは眠れない辛さを知らないから平気でこんなことを言う。眠れないまま朝を迎えて呆けた頭で一日を過ごさねばならない辛さを彼らは理解できない。
 眠ることは翌日に備える行為だ。翌日を良い状態で迎えようとすれば夜に充分な睡眠を取らねばならない。
 増して睡眠が昼夜逆転する自律神経失調症のレベルになってしまえば、朝か昼に眠らなければ一日中眠れないことになってしまう。
 「眠れなければ寝なければ良い」という言葉は眠れない者の開き直りであって(4月21日付け「眠る技術」参照)楽に眠れる人が言うべき言葉ではない。それは「パンが無ければお菓子を食べたら良い」とか「やせたければ食べる量を減らせばよい」と同レベルの無知に基づく言葉と言って良かろう。

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