俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

余裕と人助け

2009-03-10 13:36:12 | Weblog
 余裕があれば人助けは難しくないが余裕が無ければ人助けどころではない。
 例えば重い荷物を運んでいる人は自分のことで精一杯で、誰かが重い荷物を運んでいても助けるどころではない。
 あるいは疲労困憊している人は電車に乗ったら他人を押し退けてでも座りたいと思うから老人に席を譲る余裕は無い。
 金に困っている人は、他の人が金に困っていても助けることはできない。
 自分自身が余裕を持っていなければ人を助けるどころではない。自分が助けて欲しいという思いが勝つ。
 人助けができるのは余裕のある人だけだ。もし人助けをしたいと思うなら、まず自分が他人を助けることができる資格、つまり余裕を持つことが必要だ。
 健康な体と生活に困らないだけの資金力などが無ければ人助けどころではなくなってしまう。

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