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俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

思い込み

2007-11-14 20:20:41 | Weblog
 危険な思い込みが沢山ある。本人が本当だと信じ切っている分、嘘よりも質(タチ)が悪い。
 私自身も経験がある。ほんの10年くらい前まで「好きこそモノの得意なれ」(正しくは「上手なれ」)と信じ切っていた。文章を人から指摘されて初めて間違いを知った。
 なぜずっと気付かなかったのか今でも不思議だ。コトワザに触れる機会など無数にある。このコトワザだけでも何十回と触れた筈だ。それでも修正できなかったのは正しいと信じ切って疑わなかったからだ。疑問さえ湧けば辞書を引くこともできる。しかし疑問を持たなければいつまででも間違ったままだ。
 たかがコトワザのことならば笑い話にできる。しかし生活信条が単なる思い込みだとしたら恐ろしいことだ。一生を嘘に支配されることになってしまう。

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