俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

死刑廃止論

2007-11-14 20:20:31 | Weblog
 私は死刑廃止論者ではない。中国のように死刑を乱発するのは問題だが、一定の犯罪抑止効果があると思っている。死刑廃止は理念としては理解できるが現実的とは思えない。自分の愛する家族が残虐な犯罪の犠牲になっても廃止論者がその理屈を貫くとは思えない。他人ごとだからこそ綺麗ごとでしかない理想論を言っていられるように思える。
 今回の名古屋での女性拉致殺害事件では、犯罪を早期に解決し次の犯罪を未然に防止する効果があった。容疑者の一人が「死刑になりたくない」という身勝手な理由から自首したお蔭で、早期解決と新たな拉致殺害の防止に繋がった。もし死刑制度が無ければ翌日には次の犯罪が行われていただろう。罪も無い別の女性が被害に会うことを未然に防いだというこの一件だけでも死刑制度の存在は充分意味があると言える。死刑制度は必要悪として認められるべきだろう。

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