紫外線・赤外線という光がある。これを知覚できる動物もいるが人間はそれを知覚できないし、どんな色なのか想像することもできない。
人間は知覚を通じて経験し、経験に基づいて認識する。ところが第一歩の知覚がこのように不完全なものであり、経験は解釈に基づき、認識は推理に基づく。人間が真理に近づくことは限りなく困難だ。
物自体について人間は知り得ない。ただ物自体の投影である現象についてのみ語り得る。経験の枠を超える永遠や無限に基づくモナド(最小物質)や世界の始まりについては人間の認識は無力だ。
物自体についてカントが知覚不可と言うのは決して紫外線や赤外線のことを言っている訳ではない。ここで紫外線や赤外線を採り上げたのは、知覚できないが確実に存在する一例にすぎない。
人間は知覚を通じて経験し、経験に基づいて認識する。ところが第一歩の知覚がこのように不完全なものであり、経験は解釈に基づき、認識は推理に基づく。人間が真理に近づくことは限りなく困難だ。
物自体について人間は知り得ない。ただ物自体の投影である現象についてのみ語り得る。経験の枠を超える永遠や無限に基づくモナド(最小物質)や世界の始まりについては人間の認識は無力だ。
物自体についてカントが知覚不可と言うのは決して紫外線や赤外線のことを言っている訳ではない。ここで紫外線や赤外線を採り上げたのは、知覚できないが確実に存在する一例にすぎない。
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