プレバトにご出演する各芸能人や俳優さんなども、凄い勉強されていて作品も大したものだと思います。
そこに登場するのが夏井先生が、作品の添削ややりとりに笑を誘います。
季語や動詞・助詞の並べ方や使い方など・・・。
しかし、私には季語などはちょっと難し過ぎて、俳句の良さも分かりますが付いて行けません。
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以前、若かれし頃は毎晩のように飲んで歩いていました。
そんな中に行き付けの小料理屋もあって、ちょいと一杯はカウンターで、ゆっくり飲むときには座敷に上がりました。
座敷では70~80歳過ぎたお姉さんたちが酌をしてくれ、世間話や三味線を弾いて都々逸なども紹介してくれていました。
ハシゴ酒するなら、小料理屋さんで都々逸を聴いたり習ったりするのも安いものです。
小駒さん・お時さん・節ちゃんの顔を今でも覚えているくらいです。
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都々逸は今で云う三味線を聴きながら風刺や色気の混ざったもので、スマホの画面では通じないものなのでしょう。
まさにアナログの世界で、昔からある名調子でお姉さんが唄ってくれます。
例えば・・・。
♪ 丸い玉子も切りようじゃ四角 ものも言いようで角が立つ~
♪ 白だ黒だとけんかはおよし 白という字も墨で書く~
♪ 惚れさせ上手なあなたのくせに あきらめさせるの下手な方~
♪ 嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無口が良い~
♪ 信州信濃の 新ソバよりも 私しゃお前の そばがよい ~(よく聞き来ますね)
♪ 面白いときゃ お前とふたり 苦労するときゃ わしゃひとり
♪ 立てば食欲 座れば布団 歩く姿はブリの腹~
♪ うちの亭主とこたつの柱 なくてならぬがあって邪魔~
♪ 振られた数を引けば 女房が残るだけ~
♪ 夢で見るよじゃ惚れよが足りぬ 真に惚れたら眠られぬ~
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どうですか?都々逸はウイットとジョークで、世相を切ったり笑わせたりです。
三味の音とお姉さんの節回し、聴いている私は小皿たたいて音頭とる・・・。
80過ぎの(90歳近い)お姉さんになんか飲む?と聞くと、”わたしゃコーラが良いよ”と返事が返ってきた時代でした。
スマホでは味和えないアナログの世界です。
もう、このお店も閉店しています。
Hiro