先ずは、「一線を退く」ですが、完全退職を意味するのでしょう。
一般的に一線を退くでchtatGPTに聞いてみました。
「一線を退く」という表現は、通常、ある活動や職務から引退または撤退することを指します。
これは、特にリーダーシップのポジションや重要な役割を担っていた人が、その職務から離れ、新しい世代や人に場を譲るという意味合いがありますと・・・。
私は72歳まで、ある企業で働いていました。
70歳くらいだと、体力的にはまだ元気でしたね。
*ある大学で400人が聴講する前でお話ししていた頃です。
現職の頃はいろいろな場面がありました。外付けのHDのデータを見ると、50年間もよく働いたなぁ~が印象です。
また、よく遊んだ時・飲んだ時のデータも保存されています。
私の言いたのは、退職後の健康寿命がどのくらいあって、どうやって過ごすかです。人それぞれで異なるかと思います。
先日、ある会社の有志のOB会があって参加してきました。長老は85歳でじょう舌で独演会のようでした。
でも、これは飲む席であって日常はどうやって過ごしているのかです。
*卒業後(退職後)に、友人との一杯も楽しいものがあります。
現職中には気が付かなかった、思い出話しもたくさんありました。
きっと、今の調子ではあと5年(80歳)くらいまでは、健康であればそれなりの生活を営むことが出来るのでしょう。
問題はその後です。一般的にどんな健康な方でも、気力はあっても体力の衰えは出て来るかと思います。
歩く速度も遅くなり、ちょっとした段差にもつまずき、こんな筈じゃないと思いながらの暮らしになるのでしょう。
本当に一人ぼっちになるかも知れません。けっして、ネガティブではなく現実だと思います。
健康診断も、治すためでなく良くない所を探すためです。
医者に行けば、また何か言われるのでしょう。
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先日、行き付けの床屋さん(理容院)に張り紙がありました。
店主のご挨拶状です。
84歳の6月30日をもって退職すると書かれていました。
「この道より我生かす道なしの信念のもとに・・・」とあります。
もっと続けてくれと懇願いたしましたが・・・。
17歳からこの道に入って、67年間ハサミを1本で過ごした本格的な理髪職人さんともいえる方でした。
カットしていただいている間は、気持ち良くていつも眠り込んでしまいます。
最終日の6月30日の一日前29日(土)に予約を入れました。
元気でいれば85歳が一つの節目のようにも感じました。
この店主のように笑顔で84までいられるかどうかです。
考えて見ると、70歳も一つの節目かと思いますし、75歳も、80歳も、85歳でも(人によって異なりますが)、他人の世話にならずに生活できます。
今の私は弱気になっていますが、85歳まではあと10年、もう10年しかありません。
私の健康寿命があと何年だか分かりませんが、実際あと5年間をどうやって暮らして行くかでしょう。時計は止まりません。
次々と湧いて出たアイデアや発想と行動力なども減少しています。
先日、出かける間際に50歳になる長男坊がやってきました。
働き盛りです。ある病院の役員をしながら、また事業拡大でその担当も任されたと・・・。
女房に”オヤジはどう?”と聞いていたそうです。
”元気よ!”と・・・。こたえてくれました。
しかし、75歳も一つの節目かと感じています。
Hiro