七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

水涸れ 夏枯れ 

2008年08月06日 | 無農薬みかん栽培
木も草も、人間もみかんも
みーんな カラカラ

大三島では、7月初旬の梅雨明け以来
1か月以上、一粒の雨も降ってくれません。 

 瀬戸内海沿岸は、干害が多く、
   灌漑用水のため池や井戸が見られ、塩田地帯でもある。

昔、中学の社会でと習ったことを
今頃納得し、実感しています。

我家のクローバー道もまっ茶色になり、 
水不足で弱った、苗木やハーブも
次々と、枯れてきています。



まん中に見える茶色い木は、枯れてしまった四季咲きミモザの木

夫が育て、今春移植した100本のみかん苗
何本が、この酷暑を乗り切ってくれるか。



 さて、7月は、みかんの摘果時期でした。

温州みかんは、今年は、裏年です。
残念なことに、摘果する必要もないほど、
実をつけてくれてません。

それにひきかえ 
ハルミや伊予柑の実の沢山できていること。



7月中旬のハルミの実の様子


  
 「摘果の目安は、葉っぱ120枚に、実がひとつです。
  この木から順番に海に向かって、一本ずつ始めましょう」
 
  と、キッチリ屋の夫は、講義をするのですが、
 
   
 「『実が付き過ぎて、取ってくれ~』と叫んでいるみかんの木からする」

  自由気儘な妻は、
  あっちこっちの木に飛び移って、気の向くまま、実をちぎります。


夏の農作業は、“ハリマオスタイル”が最高らしい。
夫考案の、タオルの被り方です。



大きな晩生伊予柑の木に上り、摘果する夫



これ位小さい実は全部採ること! 夫指導です。



摘果したハルミの実

 
 あちらこちらで、そしてすぐ傍の木で
 逃げようともせず、鳴き続けるセミの声を聞きながらの、
 豊かな自然に囲まれての、摘果作業です。



近づいても逃げないので、すぐ捕まえれれるセミ


 が、みかんの木の根元は、
 
 イノシシが、ブルドーザーのように、
  セミの幼虫を食べようとして
  土を、掘り起こしたため
  みかんの根があらわになり、荒らされています。



イノシシが、掘り起こし、白根が切られたみかんの木



みかんの葉っぱにぶら下がったセミの抜け殻とイノシシの荒らしたみかんの根元

  葉っぱにぶら下がったセミの抜け殻を見つけ
 
  「鳴いているセミは、イノシシに食べられなくて、幸せやろか」

  「セミって、何年間も土の中にいて、やっと羽化できたら、すぐ死ぬんやろ」
  
  「地上に出れないで、イノシシに食べられてしまうセミは、可哀想な一生やな」


 どういう訳か、
  セミの一生と、みかんの木の被害を重ね合わせ、

「無念死するセミに比べれば、みかんの木のイノシシ被害なんぞ」

と、妙に奮起しようとする 妻であります。



しかし 2,3日前は、
近くのSさんのさつま芋を、イノシシがぜん~ぶ!食べてしまいました。


イノシシが、黒のマルチを引き裂き、芋ツルを掘り起こした 


 
 憎き、イノシシめ!
  人間が一生懸命作った物ばかり食べずに、
  もっと山奥で、自力で、食べるもん見つけられんのか





ハリマオ とは、 
    1960年代の人気テレビ番組「怪傑ハリマオ」という映画の主人公です。
    覚えている人、解かる人は、○○才以上限定です。
   



コメント (6)
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