七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

大三島は、水道料金が高いんです。

2008年08月27日 | 大三島での生活
7月初旬梅雨明け以来、
大三島で、雨が降ったのは、
ホンの2,3日、それもホンの数時間だけでした。


 アメダスによると、大三島の降水量は
     なんと 
     7月と8月あわせても、たったの 30ミリ でした。
    (アメダス帳票 大三島4要素観測 降水量 時別月表より 


我家の野菜畑は、カラカラで、
干害に強いサツマイモまでも、息も絶え絶えです。


水不足で、葉も茶色くなり、大きく茂ってくれない、サツマイモ


野菜苗やハーブ苗そして果樹苗、

ハーブ園のスモモも、葉をふるって、枯れそうです。


枯れそうなスモモの木2本を囲むのは、元気の良いレモングラス


スモモの幹全面に、びっしりと出た ヤニ 

夫の講釈によると、スモモの樹からのなにかのメッセージとか 
カミキリ被害か? 水枯れか?






みんな、自力で、干害にも耐えてくれ
と願うのですが、


もう、畑には、吸い上げる水もないらしく、
ドンドン、弱って、枯れそうです。


どの苗も、「水をくれぇ~」と叫んでいるのですが、

水をタップリあげるわけにはいかないのです。


というのは、
大三島は、水道料金が、すごく高いのです。


 「島嶼部と陸地部水道料金の格差が大きく、
     市町村合併後は、料金統一が課題である
     という論議がされているそうです。


そのうえ、我家は、6月に下水工事を完了したので、
使用水道料金と同額位の下水使用料金が、上乗せされます。



 畑への散水を、どうするか。

真剣に考えなければならない、
今夏の日照り続きでした。



ところで、
我家には、井戸があります。


 5年前 大三島に転居当時、
  築100年の廃屋を解体し、草を刈っていたら、

井戸やオクドさんや、五右衛門風呂が、
現れてきました。


2003年8月 廃屋を解体中に、草刈りをしたら、現れたオクドさんや井戸


2003年7月 築100年の廃屋 
この廃屋を解体後、跡地に「一人で建てる木組みの家」を建てた。


 前住人によると、
  昔は、生活用水として使えるぐらい、
  コンコンと、水が湧き出ていたそうです。

   大潮の満潮時には、海水が入ることもあったが、
    海水は重いので、真水の下になるそうです。



 転居直後は、大いに期待して、
  早速、井戸さらえをして、水が出るか試してみたのですが、
  残念ながら、ほとんど水は汲みあげられませんでした。


2003年8月 井戸さらえの為、井戸にはしごで下りる夫
「オトーさん。早く上っておいで~ 死体とかな~い?」


とりあえず、危険防止のため、コンクリート蓋だけを作り、


井戸蓋作り コンパネで型枠を作り、コンクリートを流し込む。



「いずれ、ゆっくり、じっくり試してみよう。」

と、思っていたら、

2004年の夏に、台風の高潮被害で床下浸水 

エンジンポンプや農機具など、機械類が、
塩害で、使い物にならなくなってしまいました。



床下浸水の塩害で錆びついたエンジンポンプ



その後、夏に日照りが続くたび、

「高価なエンジンポンプを、再度投資する程、
 井戸から、水が沸くか」

と、迷ってはいたのです。


しかし、今夏の日照りで、
エンジンポンプへの、投資を決心しました。

安価な物を、見つけました。


ネットで見つけた、お買い得、お手軽エンジンポンプ

 近所の人も、
  少しずつ、水を汲みあげていれば
  みず道がついて、ドンドン水が沸くようになると
  アドバイスをしてくれました。


水は80センチ溜まっています。
風呂桶1杯ぐらい。


井戸の中の水の様子



竹尺で、井戸の水深を測ると、80センチだった。


 さあ~ うまくいくか
  エンジンポンプ初始動です
  アクセルをふかせます。


このお手軽エンジンポンプで、うまく水を吸い上げてくれるか


おっ、出ました。出ました。

結構、綺麗な水です。

味見もしてみました。
大丈夫、潮辛くないです。

気温28度で水温20度
やっぱり、井戸水は冷たいです。







7分間、出続けました。
ナスビ、トマト、サトイモにも撒けました。


再び、井戸に水が溜まるまで、じっと我慢!
水深60センチに戻るまで、8時間かかりました。


毎日水が撒けて、
みず道がついて、
一杯水撒きができますように。





コメント (2)
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