七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

薪ストーブ で 塩作り 

2009年01月07日 | 加工品
確か、中学校の社会で、習いました。

 瀬戸内海沿岸は全国的にも晴天日数が多く、
  また潮の干満差が激しいことから
  日本でも有数の塩田地帯であり、
  江戸末期には、
  日本の製塩の80~90%を占めるまでになった。

そう言えば、
2006年の16号18号台風の高潮で浸水した後
我が家の畑のあちらこちらに、潮が固まって、
「あっ~、これが、塩田で塩がとれるっていうことか」
と、妙に悲しい 実感をした覚えがありました。


今では、しまなみ海道の島々には、
ほとんど塩田はないけれど、
瀬戸内海が目の前の 大三島の我が家

「海水から、を作って、食べたい」
  と、夫だけは、思っていたそうです。


我が家は、今、薪ストーブを炊いています。
暖房だけでは、もったいないので
何か、薪ストーブの上で炊きたくなります。


塩を作るチャンス到来です。


鉄鍋に海水を入れて、ストーブの上で炊こう。



なにか、嫌な予感が 



そうですよね。鉄は塩に弱くて錆びますね。



塩はできたのですが、とても、食べれません。



今度は、ネットで塩作りの下調べをして、

土鍋で、慎重に再挑戦です。


3リットルの海水を,土鍋に入れて煮詰めます。
海水を煮詰める水位確認の為、印を付けたお箸を用意する




10分の1ほどまで煮詰めた時、白く濁ってくるので、
浮いてきた硫酸カルシウム(にがりの水に溶けない部分)をフィルターで濾す。




じゃりじゃりした硫酸カルシウムを濾した濃い海水を、
さらに煮詰めると、塩の結晶ができはじめて、パシパシと塩が飛び始める。




シャーベット状の塩が出来るまで炊く。




水分が残っているうちに、コーヒーフィルターで、塩を取り出す。
ろ過した水は、にがり(豆腐作りに使う) だそうです。




3リットルの海水から、取れた塩は、約70グラム 




これぞ、天然塩 

このところ、毎日料理に使っています。
辛いだけの、塩化ナトリウムでは、味わえない
深くてコクのある、塩味が出て、美味しいです。







 夫が、また計算し始めました。
  我が家の塩の年間消費量は、5kぐらいか?
  ということは、 
  冬の間にせっせっと、塩を作れば、まかなえるかなぁ~。

   にがりも、集めて、残しておいて、
  「豆腐作ろうや」 とも。。
   
   またもや
   やっかいなことを、いい出しています。 


夫が、貯めているにがり です。



 「あっ~、そうね~、気がむけばねぇ~」

  と生返事の妻です。





薪ストーブで、 花梨飴(かりんあめ)を、作っている様子は こちら です。





コメント (4)
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