解の配置というパターン問題です。その中でも、「2つの解がともにaより大きい(または小さい)」という種類です。この場合は、なぜそうなるのかは、ここでは省略しますが、次の3つのことを調べます。①判別式②軸③f(a)。(解と係数の関係を使ったやり方もありますが、どちらが速く解けるかというと、同じくらいです)高校の教科書や参考書には、上のような説明が載っていると思います。こんなに真面目にやらなくても答えは出ます。もう一度、上の説明の①をみてください。解の配置という問題では、ただ単に、「2つの実数解」と書いてあるときは、重解も含めて、D≧0とし、「異なる2つの実数解」と書いてあるときは、重解は含めずにD>0とするやくそくです。さて、①で、a<2、8<aとなった時点で、選択肢をみると、肢1か5しかない。肢1だとすると、a=1だから、これを代入して解くと、x=-3±√7で、解が2つとも2より小さくなってしまいます。
下の表は、2010年から2014年までの養殖うなぎの全国生産量と、主要生産県4県とその他の都道府県の生産量占率をまとめたものである。この表から判断できることとして、最も妥当なのはどれか。①全国生産量の前年に対する最大の増減量は5000t以上ある。 ②主要生産県4県の生産量の合計は、すべての年で全国生産量の90%以上ある。 ③主要生産県4県の生産量の順位はすべての年で変わらない。 ④静岡県と愛知県の生産量の合計は、すべての年で全国生産量の3分の1以上ある。 ⑤鹿児島県の生産量が最大であった年は、2010年である。 ①2011~2012年の増減が1番大きいが、22028-17377=4651なので、5000トンも減っていない。②主要生産県4県が90%以上=その他が10%未満です。2010年が当てはまりません。③すべての年で、鹿児島、愛知、宮崎、静岡の順になっています。④3分の1は、33.3333…%です。例えば、2010年の場合、静岡と愛知を合わせても、33.2%しかありません。⑤2010年は、20500×0.4=8200。2011年は、22000×0.384=8448。(どちらも概数)よって、正解は③です。