アンドリュー・W・メロン発案し、1936年に連邦政府に自身の126点の絵画と26点の彫刻作品を寄贈したのが美術館の起源です。1940年に大理石の壮大な建築物である現在のウェスト・ウィングが完成。その後も多くの資産家たちの寄付と寄贈で支えられ世界に誇る美術館が築かれました。「国民の誰にでも芸術を平等に」という意思は継承され、開館当時から入場料は無料となっています。素晴らしいですね。
「リンカーン記念館」と「ワシントン記念碑」の中間に位置し、アメリカの州や準州を表す56本の柱で構成されたアメリカ軍に従事したすべての人々を称える印象的な国家記念碑。
初代アメリカ合衆国大統領であるジョージ・ワシントンを称えるために建てられたワシントン記念塔。かつては高さ 555 フィート強の世界で最も高い建物で今でも世界で最も高い石造りの建造物とオベリスクの称号を保持しています。「 大理石」・「花崗岩」・「砂岩」など国産の石約3万6千個で出来ていますが、1854年~1876年の22年間「南北戦争」によって建設工事が中断されたことあり、塔をよく見ると、大理石の色が微妙に違うところがあります。
アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.にある大統領官邸。アメリカの歴史を左右する重要な決定が行われたホワイトハウスですが、一時はイギリス軍の焼き討ちによって外壁が焼け落ちてしまったことがありました。ホワイトハウスという名前は、その後の再建時に外壁を真っ白に塗装したことに由来しているそうです。
アメリカ合衆国第16代目の大統領「エイブラハム・リンカーン」の功績称えるため生誕100周年記念として1922年に建立。(「人民の、人民による、人民のための政治」という演説は有名)中心部には威厳に溢れた姿のリンカーン像が鎮座しています。リンカーン記念堂が完成されてからもその場所では歴史に残る名演説が行われました。特に人種差別のない世界を訴えてきたキング牧師の「I have a dream」から始まる演説は有名ですね。
ワシントン・ナショナル・ギャラリーに光の魔術師フェルメールの3作品(天秤を持つ女、手紙を書く女、フルートを持つ女)が展示されていました。実は、2020年からのパンデミックによる長期休館中に保存ラボで調査が行われ「フルートを持つ女」 は彼の技法を熟知した人物が描いたもので、フェルメール作ではないと判断されたそうです・・・
モネの作品で代表的なものと言えば「睡蓮」や「印象・日の出」などの風景を描いた作品ですが人物も数多く残しています。特に「日傘をさす女」は逆光に包まれた女性が印象的ですが、この作品を含めて非常に似ている作品が3枚存在するそうです。1枚目(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)はモネの最初の妻カミーユとその長男ジャン呼び止めて振り返ったときの瞬間を描いた作品。2作目と3枚目(オルセー美術館)は、カミーユが亡くなり人物を描いたのではなく、永遠に脳裏に焼き付けたい「風景の一部」として描いたと言われています。モネはこの作品以降、人物を描くことは一切ありませんでした・・・
ベルリン美術館とは正式には「ベルリン国立美術館群」と呼ばれベルリンの中心部に位置し世界遺産にも登録されている博物館島をはじめ多くの美術館・博物館群の総称です。世界遺産ではありませんが絵画館にはフェルメールの2作品(真珠の首飾りの女・紳士とワインを飲む女)が展示されています。またナチスと第2次世界大戦の爪痕が残る壁博物館/テロのトポグラフィー/ユダヤ博物館・・・フェルメールは「青の画家」と同時に「黄色の画家」でもあり現存する37作品のうち6作品に黄色いマントをはおった女性が描かれています・・・のんびりと鑑賞できるのでオススメです。
「旧博物館」は新古典主義様式で建てられた最も古い博物館。正面玄関にはアテネの古代建築をモデルにした18本の円柱と鷲の彫刻が飾られています「新博物館」は旧博物館で収蔵しきれなくなった所蔵品を収めるために建設。2009年に修復工事を終え70年ぶりの再オープンと併せて古代エジプト美術の最高傑作といわれる「王妃ネフェルティティの胸像」が「新博物館」に戻されました・・・以降撮影禁止ですが2007年に訪問時は旧博物館に展示されており人もまばらで撮影可能でした。