バイエルン王ルードヴィッヒ一世が1842年に寄贈したステンドグラスです!
①<聖ヨハネ>
砂漠にて伝道師ヨハネが教えを説いている場面です。上段では聖ヨハネ誕生の場面を描いています。
②<東方三博士の礼拝>
星に導かれて東方から3人の占星術の学者さんが、生まれたばかりのキリストを礼拝しに贈り物を手にしてやってきた場面です。この3博士はヨーロッパ、アジア、アフリカの3大陸を代表しているとか、青年、壮年、老年の3世代を代表しているとか諸説あったりします。この場面はキリスト教絵画で非常によく見られる場面です。
③<キリスト哀悼/ピエタ>
ピエタとはイタリア語で慈悲、哀れみを意味し、十字架から降ろされたキリストの遺体を聖母マリアが膝の上に乗せて、我が子の死を悲しむという場面です。この場面も美術作品のテーマによく用いられ、特にバチカンのサン・ピエトロ大聖堂にあるミケランジェロの大理石彫刻「ピエタ」が有名です。
④<聖霊降臨>
復活したキリストは復活から40日後に昇天していく(父なる神の元に帰る)のですが、昇天前に約束していた通り、昇天の10日後に使徒たちの前に聖霊が降臨するという場面です。キリストの昇天後は聖霊が仲介役となるのであります。この聖霊、聖母マリアがキリストを身ごもる時にも登場します。
⑤<聖ステファノの殉教>
聖ステファノはキリスト教における最初の殉教者です。キリストの教えを広め、ユダヤ教を批判していた聖ステファノは、エルサレムのユダヤ人たちに石打ちの刑を受けて殉教してまうという場面です。