三百坊の謂われ :
かつて、西暦852年頃、この地には、瀧山霊山寺という中心
となる修験場があり、その隆盛時には、300を数えるほどの
多くの坊舎が、立ち並んで、いかにも壮観であったという。
やがて、あまりに大きくなりすぎてしまった勢力を削ぐため、
鎌倉幕府により、閉山を余儀なくされ、跡形もなくなってしま
って、今日に至る。
なお、店名は、その当時、この場所を、三百坊と呼び慣わし
たことに因っている。この地に、山形の庄屋・陣屋であった
という大きな建物を、1972年に移築。蕎麦屋としての商
いは、今年で、23年目に入るそうです。
通常の板そばメニューに対して、こちらの”坊板そば”は、
蕎麦の産地である=地元 西蔵王産、敷地内の畑にて自家
栽培されています。
注文を受けてから、蕎麦を打ちますので、15分程度お待ち
下さい。
http://300bou.com/300bou/index.html
大雪にもかかわらず営業中でした・・・
そば処 三百坊
縁側からの眺め(自慢の庭は雪に埋もれていました)
自家栽培の一番、二番蕎麦粉を使った十一そば
山形の小正月の伝統「だんご木飾り」
枝先に色鮮やかな飾りやだんごがつけられたお飾りは、雪国
の冬を彩ってくれます。
だんご木とは、米の粉で作っただんごを枝につけ、大きな稲
穂に見立てた船煎餅や宝船などで飾り付けた縁起物のこと
で、大黒柱や神棚に飾り、今年の豊作を祈ります。
だんご木に使われる木は、ミズキがその大半を占めるそうで
す。なぜ、ミズキがだんご木に使われるかというと、枝が規
則正しく水平に出て、小枝が細く揃っていて繭玉の餅が刺し
やすいことや、小枝が赤みを帯びていて美しいこと、春先に
樹液の吸い上げ盛んなために小枝の先が少し上向くように
なることから、それにあやかって運が上向くなどの、いくつか
理由があるようです。
ちなみにだんご木は、様々な願いを込めて縁起物だけに、
飾るときは枝が垂れたように下向きにではなく、小枝の先が
上を向くように飾らなければならないそうです。
<おまけ画像>
もってのほか(食用菊)
山形牛