ゼピュロスは西風の神である。英語ではゼファー (Zephyr)。アネモイの中で最も温和なゼピュロスは、春の訪れを告げる豊穣の風として知られている。頬をふくらませ、青い顔をして、西風を吹かせ、春を運ぶ神である。ギリシャ神話では、西風の神(ゼピュロス)がニンフのアネモネに恋したため、妻である花の神フローラが怒って彼女を神殿から追放。西風の神はせめてもの償いに、アネモネを花に変えたそうです。春風がアネモネの花を優しくなでるのは、ゼピュロスが今でも彼女のことを愛しているからだといわれます。
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