東京都港区虎ノ門に店を構える、明治5年創業の老舗の蕎麦屋『名代 虎ノ門 大坂屋 砂場 本店』。古くから続く趣きある雰囲気の中、喉越しがあっさりしたコシのある上品な蕎麦を味わうことができる。「砂場」という屋号は都内の蕎麦店でよく見かけますが、その起源は大阪です。豊臣秀吉による大阪城築城の際に、資材用の砂置き場に和泉屋と津国屋が蕎麦店を開店し繁盛します。それら蕎麦店の俗称「砂場」が由来というものです。 その後、砂場は、徳川家康とともに江戸へと移り麹町で開業します。以降、幕末に室町砂場、明治維新後の1872年(明治5年)に虎ノ門砂場へと分岐。ここが同店のスタートです。“大坂屋”の看板は砂場のルーツを表しているんですね。
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