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解明・・・小股の切れ上がったいい女とは

2009年12月04日 | 喜怒☆楽
「小股の切れ上がったいい女」の言葉を聞くたび目に触れるたびに
(現在、あまり使われなくなっているが)自分の曖昧な解釈が気になっていた。
”スカっとあっさりタイプで加えて粋な女”というところかな?でも
どうして小股なんだ?と・・小股が引っかかるんである。
(以前にも拙ブログでネタにしたことがあるが)

この疑問が昨昨日、やっとスッキリ解明した(朝日夕刊やなせたかし氏コラムより)
広辞苑には
 「女のすらりとした粋なからだつきをいう」とあるようだ。
しかし、切れ上がるという感じがしっくりこない。

やなせさんのデザイン学校時代の師である西田正秋先生(美術解剖学)
という方が黒板に浮世絵美人の後姿をサラサラ描きこう言ったのだという。

浮世絵を見れば分かるが当時は首筋が美しいというのがセクシーで美人だった。
首が白く長く、うなじにふた筋の髪の筋がくっきりとして、小さな股
のように見える。小股の切れ上がった美人というのはこういう女性を形容
したのだ

そこでやなせさんは続ける。
ぼくは心の底から納得した(私も心の底から納得した
・・・中略・・・襟首の髪の生え際は襟足というではないか。
小さい足の小さい股。鋭角的にスッキリとしたラインはまさに切れ上がる
という語感である

やなせさん、長年の曖昧がスッキリ解明されました
襟足美人かぁ・・・と脳内に様々な女優を描いてみた。
「蝉しぐれ」の木村佳乃さんが綺麗な襟足していたなぁ。






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