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日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

秀逸なタイトル

2019年08月23日 | 喜怒☆楽
「いない寂しさ いる苦しさ」
音楽プロデューサー松任谷正隆さん(松任谷由実さんのご主人)の新聞コラムである(8/20夕刊 ーいま風ーより)

要約すると、
ある日、新幹線に乗車中に老女の怒声が聞こえてきたらしい。隣に居るご主人へ向けての執拗な罵声が。
そこで松任谷さんはこの老夫婦の来し方を想像するのである。
 ”老女は長い結婚生活の間、ずっとストレスをため続けていたのだ”
帰宅の遅い夫に不機嫌だったり、すると夫は帰宅が億劫になり、やがてコミュニケーション不足に陥り・・・と
そんな日常の長い繰り返しで定年を迎える。
(実際の松任谷さんのコメントはこの辺りを実に想像豊かに語られている)

そして、
”それまで居ないのが当たり前の夫がずっと家にいることほど妻にとって嫌なものはない、と聞く。
 居ないのがストレスだったものが、居るのがストレスになるというこの矛盾。 ・・・・夫の病気か何かでやがて腕力が逆転したところで今の関係(新幹線で罵声)に至ったのでは・・”

松任谷さんは、”他人事ではない明日は我が身じゃないか”、と、おどけてみせるが。
結びに、
”寂しがりやの一人好き、という言葉がある。多分誰の中にもあるに違いないと思っている。
 この言葉とどう上手く付き合っていくかが将来家族とどう接していけるかの鍵なのだと思う”と記す。


いやいや、松任谷氏は大丈夫でしょう、と読み終えてまず思った
だが、多くのご夫婦は自分もあるかも、とヒヤリとしたのではないだろうか。


自身に関しては
”居ない”ことについては見事なくらいに平気だったんである。
が読めるから。どんどん読める。
なので「帰りが遅れる」「出張」の連絡は朗報だったんである。
これは今思い返してみると、双方にとって楽だったんだなと思う。
妻に電話する→「うん、わかった!」の単語で終わる。で帰宅すると妻の機嫌はむしろ良い。
で、”居る”状態は私も苦手
夫君たちは昼食くらいは自分で作ることが望ましいかと。そして妻たちを快く戸外へ送り出すべし。
余程相性が良くないと、やはりいつも”いる苦しさ”がはびこるのは必須だと思うのです。



 
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忍びの国ファンなので・・史書便り

2019年08月21日 | 喜怒☆楽
朝日新聞夕刊(8月20日付け)より

”史書を訪ねて” と題した記事が1ページ丸ごとある。
この日は -伊乱記/三重・伊賀地方-について記載されている。
2017年に大野智主演「忍びの国」を観てラストが非常に印象的だったので
関心をもって読んでみた。

そのままを引用させてもらう。
 信長の許しを得ずに信勝が攻め入った第一次天正伊賀の乱(1579年)では忍びの側が勝利した。
 信長はその後、10年に及んだ石山合戦を収め、天下統一に向けた伊賀攻めの機は熟す。
 そして・・号令一下、攻め寄せる大軍に伊賀は平らげられた。
(・・・・と、ここで戦いの場面の映画像はラストとなる)

(そして次の文章へと続く)
それでも忍びは生き延びる
信長が落命した本能寺の変を受けた家康の伊賀越えは、忍びの助けがあったからこそだったと聞く。
その家康が築いた徳川幕府の下、伊賀の忍びは能力を買われて各藩に根をはる
信長をもってしても忍びを滅ぼすことはできなかった。 


映画では、戦い終えて大膳が”しぶとい忍びの”行く末を予想したセリフを吐いていたが、
まさに忍びは生き延びたのだ無門
思いがけず史実として新たに再確認できたことが嬉しい。
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ジェジュンが歌う美空ひばり

2019年08月18日 | 喜怒☆楽
昨夜(8/17)NHKの「思い出のメロディー」で
自身の持ち歌以外の曲を披露するコーナーがあった。

そこでジェジュンが美空ひばりの「愛燦燦」を歌ったのだ。
どんなふうに歌うのか。興味津々だった・・”ムリ”だろ、とも思った。
ところが、出だしで私はもうTVの真ん前に移動してのめり込んでしまっていた。
”鳥肌が立つ”とはまさしくこういう状態をいうのだろう。
素晴らしくジェジュンの愛燦燦だったのである
ジェジュンの描く愛燦燦は切なく妖しかった。

もう一人は大竹しのぶが歌う美輪明宏の「ヨイトマケ」。
正直、大竹さんの歌唱はあまり好みではないのだが・・・。
が、が、大竹しのぶは憑依していく。曲の中で生きていっている感じ。
その表現力の凄さに度肝を抜かれた
渾身の力でこの難曲に挑んでいる姿に心掴まれてしまう。


実は昨夜のこの番組、東山紀之が司会ということで”彼が歌番組の司会??”どんなふうに?
の好奇心からのちょっと覗いてみよう、からの入り口だった。
それがこんな素晴らしい歌声が聴けてラッキー感で満たされるとは。
東山さんの司会は落ち着いていて、程よい抑制とユーモアのバランスが良く上手いなと思う。
紅白の司会も不安なくいけそうな気がします。
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盆踊り考

2019年08月15日 | 喜怒☆楽
全国各地にその地域ならではの盆踊りがある。
それぞれに際立った特色があり面白い。

先日、徳島の”阿波踊り”が開催されていた。
着物の裾を腰に端折った姿で、脚先の運び、手先の動きに特色があり群舞が美しい。

岐阜の”郡上踊り”は夜通しふわりふわりと練り歩く。

富山の”おわら風の盆”は哀切を感じるようなリズムでしっとりと踊る。
その振付により踊り手たちに独特の品が醸し出され流れる空気感が気持ちよい

そして振付けが断トツ面白いのは岩手・盛岡市の”サンサ踊り”なのではないだろうか。
面白いというか・・・斬新なのだ。
右へ左への方向転換が速くメリハリがある、その方向転換するときの体のうねりが好きだ、クセになる
この独特のうねりのリズムを会得できたらどんなに愉しいだろう
加えて太鼓の男性陣も叩きながら踊るのだ。そのカッコ良さよ
随分前に観た印象だが、今も変わらず継承されていることを願う。




観ても愉しいが、
やはり、盆踊りは踊っってこそ面白い


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