空き地を出る前、ルコは僕を楓の大木を背にして立たせた。相変わらず一糸まとわぬ裸でいるしかない心細さに身を竦め、おちんちんと胸の辺りを隠す。そんな僕を長身のルコが冷たい目で見下ろしながら、気をつけの姿勢を命じた。泣きたいのを堪えて両手を体の側面に沿って伸ばすと、ルコは片膝を地面につけておちんちんに手を伸ばした。
皮を剥き、亀頭の割れ目に指を押し当てる。過敏な部分を無雑作にいじられ、腰がびくっと . . . 本文を読む
周囲が突然明るくなったような気がする。目が覚めると、僕は、昨日と同じように、白くてさらさらした砂の中から体を起こした。相変わらず丸裸のままだった。おちんちんの根元にロープが掛けられ、側溝の下の岩に繋がっているので、砂場から出ることができない。すぐ近くに大きな樫の木があり、ぎっしりと葉の茂った枝を縦横に広げていた。あの木がなければ、夏の強い日差しが直接砂場に射し込んで、とてもいつまでも寝ていられな . . . 本文を読む
夕方五時を過ぎた頃、Fさんは四時間にも及ぶ長い勉強時間に区切りを付けた。一緒に始めたルコは、とっくに飽きて勉強道具を片付け、着衣を一切与えられず丸裸のままでいるしかない僕を連れて二階の自分の部屋へ入った。それまでは僕を四つん這いにさせてテーブル代わりにしては、裸の背中に置いた教科書を落としたら罰だと告げて、僕のおちんちんをいじりながら勉強していたが、おちんちんが大きくなってしまうと、もうルコは勉 . . . 本文を読む
砂のさらさらした粒の一つ一つが僕の全身の肌を撫でるように流れる。相変わらずパンツ一枚穿かせてもらえない真っ裸だった。朝の光が丘の上の雑木林を透かして、斜面を下った平地にある家庭菜園を薄暗がりに置いたまま、その先のなだらかな斜面の上にある芝生の短く刈られた緑を鮮やかにする。
ここがルコの家の敷地であることを思い出す。昨夜、四つん這いのまま長い農道を歩かされて、ここまで来たのだった。お尻を高く上げ . . . 本文を読む
川沿いの遊歩道でY美に衣類、パンツから靴下、靴まで全てを没収されてから、ずっと素っ裸でいるより他に仕方がないのだけど、交通量の多い幹線道路の横断歩道を何度も往復させられ、最後にはおちんちんを隠さずに普通に歩くように命じられてからは、僕の頭は、もういつものようには働かなくなっていた。
ようやく許しが出て、もう裸で横断歩道を渡らなくても良くなった時、Y美が、
「それにしてもお前、そんな恥ずかしい格 . . . 本文を読む
背中に回された両腕は放してもらえたけど、おちんちんを隠そうとすると、シラトリ先生から強い口調で気をつけを命じられた。足の指の間に食い込んだ小石を除去した僕は、自分が生まれたままの、一枚の布も身に纏わない完全な裸であり、みんなの無遠慮な視線を体じゅうに浴びながら気をつけの姿勢を強制されていること、しかも注射を打たれたおちんちんが僕の性的欲望とは全く関係なく勃起していることから、この羞恥のあまり全身 . . . 本文を読む
同級生の女の人たちにがっしりと手足を固められている僕は、自分が生まれたままの姿であることを不意に起こった突風によっても全身の皮膚から意識させられた。突風は、岩の上のレジャーシートをめくって、その上のお菓子やら紙コップやらをひっくり返し、立ったまま大きく広げさせられた股間を後ろからすり抜け、お尻を水膨れのぶよぶよした手でまさぐられたような感覚を僕に覚えさせた。女の人たちの短くて鋭い悲鳴が、僕自身が . . . 本文を読む
みなみ川の水は、僕の肩の少し上を流れていた。川底に近いところほど水が濁っているので、岸からは僕が完全な裸であることは分からない筈だった。せいぜい乳首か、見えたとしてもお臍くらいまでだろうと思う。岸の上の女の人たちは、ピクニックシートに腰を下してお喋りの折々、川の中に素っ裸のまま繋がれた僕へ目を向け、僕の汚物に汚れた体が川の流れによって洗われる様子を確かめた。
足元が岩でぬるぬるしていた。滑っ . . . 本文を読む
生まれたままの姿で四つん這いの姿勢を取らされている僕は、手のひらで圧す岩の表面がざらざらした感触であることに、自分の心を重ねた。それは、逃れられない悔しい状況、僕という人間を徹底的に侮辱する状況において、次第に鈍磨していく自分の心そのもののだった。
みなみ川の水が深いエメラルド色を湛えて流れているのが見える。見た目はゆったりとしているけど、相当に速い流れだ。この岩の上から飛び込んで、女の人た . . . 本文を読む
岩の上で真っ裸のままオナニーを強制されている僕は、女の人たちの視線がおちんちんだけに集中しているのではないことに気付いて、恥しい感じが更に増幅するのを覚えた。例えばルコは、どちらかといえば僕の顔に視線を向けて、羞恥にゆがむ僕の表情を観察することが多かったし、エンコは、頭のてっぺんから足先まで、何度もゆっくりと視線を這わせた。風紀委員に至っては、眼鏡のツルにそっと手を当て、丸いレンズを上下させな . . . 本文を読む