12月いっぱいで定年退職した旦那と、毎日一緒にいる。
本当に親しくて気の置けない姉妹みたいな間柄なら、旅行は楽しいかもしれない。
わがままを言えるし、自分のことを分かってくれているからだ。
だけど、そういう間柄でない場合には、私はマイナスばかり考えてしまう。
まず第一に、相手に気を使って、ずっとおしゃべりしなくてはならず、景色が楽しめない。
つまり、どこを見て来たか分からなくなる。
次に、自分が行きたい所があっても、相手が嫌がれば妥協せざるを得ない。
そして、私が一番嫌なのは食事。
私は小食の上にカフェインがダメなので、普通に食べる人と一緒だと、合わせるのが非常に苦痛となる。
食べたくもないのに、食べたり、食べないの?もったいない、などと嫌な顔をされかねない。
女性の場合、何でもかんでも一緒と考える人も多く、自分だけ食べなかったりすると、自分のせいでみんなが楽しめなくなると感じる。
そんな風に考えてしまって、わざわざお金をかけて親しくもない友達と旅行したいとは思わないのである。
先日、何気なくユーチューブを見ていたら、繊細な人はどういう人なのか、というものがありました。
そして、繊細な人をHSPと言うのだそうです。
以下は、あるサイトからコピーしたものです。
【HSP診断チェック23項目】
当てはまると思うものを数えてください
●自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
●他人の気分に左右される
●痛みにとても敏感である
●忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
●カフェインに敏感に反応する
●明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい
●豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
●騒音に悩まされやすい
●美術や音楽に深く心動かされる
●とても良心的である
●すぐにびっくりする(仰天する)
●短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
●人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
●一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
●ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
●暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
●あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
●空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
●生活に変化があると混乱する
●デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
●動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
●仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
●子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
出典:エレイン・N・アーロン
これをやってみて、ほとんど当たってる事に気がつきました。
私はHSPだったんですね。
なるほど、だから生きづらかったのね。
HSPの人は5人に1人くらいの割合で存在するそうです。
でも、これは弱点ではない。
逆にうまく使えば長所となり得ます。
ほとんどの人がHSPじゃないから、物事に動じないというか、図太くて、推しが強いんですね。
なるほど、と、思いました。
知り合ってまだ日も浅く、お互いまだよくわからない人達と飲むのは、正直疲れました。
その場の雰囲気に合わせて笑いましたけど、4000円も払って、時間も金ももったいなかったと思いました。
帰って来てからも、どっと疲れ、飲みたくもないお酒や食事で、体調もおかしくなりました。
おまけに、睡眠時間も少なくなります。
その飲み会に参加したって、私は単なる頭数合わせに過ぎないと感じました。
お酒を飲める人にとっては、楽しいのかもしれませんが。
確かに、お酒を飲めば、仲良くなれる事があるのは分かります。
でも、それによって、無駄なお金を使ったり、時間を費やしたりするのは、もったいですね。
私は、何か、迷っていて決められない時は、はっきり決めるまで眠れない。
そして、その決めたことを実行するまで、さらに眠れない。
例えば、仕事をやめようかどうしようか悩んでいたら、全然寝られなくなり、ちゃんと上司に辞めると伝えるまで眠れないのだ。
私には、ひとまず明日考えよう、なんて中途半端なままで、あっけらかんにやり過ごすことなどできない。
決定するまで、悩んで眠れないのだ。
それから、私は頼まれたら、本当に無理だと思ったら、はっきり断るが、どっちつかずの時は、なかなかはっきりとは断れない。
世の中には、何も気にせずあっけらかんと、簡単に、一度引き受けた頼まれごとを平気で断ることができる人もいるが、とても羨ましい。
私は、頼まれて引き受けてしまい、よく考えたら無理だと思った時、それを断るのは、かなりの勇気がいるし、かなりのストレスとなり、夜も眠れなくなる。
それを断る事が、すごくストレスになるし、できないことを無理してやることも、すごくストレスになり、八方塞がりになり、ものすごく悩む。
そんなことくらい、簡単に断れる、図太い神経の人が、とても羨ましい。
そういう人は、断ることに対して、なんのストレスも感じないのだ。
こんな神経質な性格、なおそうとしたって、これは生まれつきなのだから、どうしようもない。
神経質な人に、もっと図太くなれ、と言っても、持って生まれたものだから、なおしようがない。
自分はこういう性格だと割り切って、生きて行くしかない。
図太い性格にも、良い点と悪い点があるように、神経質な性格にも、良い点と悪い点がある。
図太い性格の人は、あっけらかんとしているが、人を傷つけても平気でストレスを感じない。
神経質な性格の人は、なかなか打ち解けられないが、人の気持ちに敏感で、人を傷つけたりしない。
問題なのは、図太い人と神経質な人が関わった時だ。
図太くて押しの強い人は、神経質な人の気持ちなど全く理解できずに押しまくるのだ。
傷ついてるなんて、全然理解できないのだ。
神経質な人は、巻き込まれないように気をつけなくてはならない。